急な休憩が長引き、大変申し訳ございませんでした。
深くお詫び申し上げます。
本日より、講演を再開させていただきます。
尚、始めに言っておりませんでした注意を説明させていただきます。
お手元のパンフレットにあるように、
館内でのご飲食・飲食物の持ち込みは、ご遠慮いただきますようよろしくお願いします。
又、撮影の際は、後ろ側のカメラ席へお願い致します、フラッシュの使用はご遠慮の上、シャッター音はオフにして撮影していただきますようお願い致します。
講演中は周りのお客様にご迷惑にならないよう、お静かにお願い致します。
又、他のお客様にご迷惑になりますので、講演中は席をお立ちにならぬよう、お願い申し上げます。
これらのルールを守れなかった場合……
………
まもなく、講演を再開させて頂きます。
体育館前や、校内にいるお客様は、席にお着きください。
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……んーと、
なんか今回の司会が寝ちまったみたいだけど解説いくぞ!
双子の兄弟・名作と駄作のうち1人が、事故で亡くなってしまった。
女の人は生き残った1人に確認して、死んだのが『駄作』だと判断してるな。
ということは、女の人から、墓標に「なんて書けばいいの?」と質問された双子の片割れは、
「駄作」と答えたんだろうな。
……でも待て。
この双子が喋れるのは、「はい」と「いいえ」と、
……『自分の名前』だけだよな?
つまりこの質問に答えたのは駄作。
女の人に質問された駄作は、「はい」か「いいえ」で答えられる質問じゃなかったから、
自分の名前を答えただけなんだ。
実際に亡くなったのは『名作』だったって事だな!
でも、女の人は勘違いをして、名作に命令をした。
「さあ名作。
……わかっているんでしょうね。
駄作の分もこれからは、ずーっとお前が私の世話をするのよ!」
名作は、埋められた土の中から答えてるぜ?
__「はい」ってな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!