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第26話

21話*.+゚
宇髄 天元
宇髄 天元
…なるほどなぁ。片親か両親を亡くした子供、か
あなたが立てた予想とは、どちらかの親、または両方の親を亡くした子供が連れ去られているというものだ



家族構成の聞き込みはしていないから確信はないが、鬼殺隊員が消えたことが予想を濃くする



鬼殺隊の半数以上が鬼に家族や親を殺されている者達



ならば、送り込まれた鬼殺隊員がもし親を失っていたとして、連れ去られた可能性もなくはないのではないか



ただ引っかかるところは、その鬼殺隊員は皆15歳くらいだということ



この街には、10歳前後ではない子供の中にも親を失った子供がいるのではないだろうか?



なら何故連れ去られた子供と鬼殺隊員の年齢にばらつきがあるのか
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
しかし、姿を消した子供と鬼殺隊員の年齢は近くはないはずです…
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
10歳前後の子供だけが親を失っている、というわけでもないでしょうし
宇髄 天元
宇髄 天元
ま、そこら辺は夜になってみねぇとな。鬼がどう出るのか
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
ですね。狙われるであろう子供達に鬼殺隊員をつけましょうか
夜までまだ時間はある



一般隊士の足でも日が落ちきる前には着くだろう



あなたは小雪を呼ぶと、お館様に一般隊士の応援をお願いするよう伝える



元気よく羽ばたいていった小雪を見送り、あなたは時間を潰した























―夜―
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
では、君達は狙われそうな子供のいるお宅につきなさい
鬼殺隊員
はい!
まだ少し夕日の赤みが残る頃、一般隊士が10人ほど送られてきた



簡潔に説明と指示をしてそれぞれの配置につかせる
宇髄 天元
宇髄 天元
俺らも行くぞ。鬼の頸を斬りに
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
言われなくてもそうしますよ
鬼殺隊員
うおっ、一瞬で消えた…
鬼殺隊員
流石柱…







森に入った頃、宇髄と二手に分かれたあなたは、駆け足で森を駆け巡っていた



子供達を脅かす元凶を滅殺しに












胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
こんばんは。醜い鬼さん?
!?
子供を捕まえるために森を出ようとしていたのか、元凶であろう鬼に出くわす



突然現れたあなたにビックリしていた様子だが、すぐにニンマリと笑って落ち着きを取り戻す
へぇ?女の柱じゃねぇか。しかも上等な賜物だなぁ
品定めをするかのようにジロジロ見てくる鬼にイラッとしつつも、あなたは抜刀する
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
これはこれは。嬉しい限りだね











.








胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
"下弦の弐"に会えるなんて
あなたは驚いた様子も見せず、目に『下弐』と刻まれた鬼を見据える



柱が出動しているのだから、十二鬼月ではないかと予想はしていた
下弦の弐
くくっ…やっと柱が来たなぁ
下弦の弐
しかもお前、"両親がいない"だろ
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
下弦の弐
俺は親がいない子供を食うんだよ。悲しみに満ちた子供の肉はうまいからな
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
虫唾が走る。人の不幸を喜んで楽しいか
日輪刀を握る手にギュッと力を込め、目の前の鬼を睨む



痛くも痒くもないといった様子で話す鬼に憎悪しか湧かなかった
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
何故鬼殺隊員が消えたのか。教えてもらおうか
下弦の弐
あいつらは邪魔だったから殺しただけだ。喰ったがあんまり美味しくなかったな
やはり、この鬼は10歳前後の子供を狙っていたのか
下弦の弐
餓鬼の方が味がいいんだよ。悲しみも制御できない餓鬼はさらに味が良くなる
おそらくこの鬼は、悲しみが味となって現れる味覚にでもなっているのだろう



どこまでも気持ち悪い奴だ
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
もういい。死んで
そう言って体を前に倒して踏み込み、次の瞬間には鬼の頸に刃が刺さっていた
下弦の弐
チッ
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
血気術と思われるウネウネしたような触手に振り解かれ、身を翻して着地する
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
…なによ、それ
下弦の弐
俺の血気術だよ。足を取られれば纏わり付かれ、もう二度と取れない
下弦の弐
そんな刀でも切れないだろうなぁ?
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
お生憎、刀の切れ味は抜群なもので、ね!!
語尾と同時に飛び上がる
下弦の弐
空中なんて身動き取れねぇだろバカが!!
と言って何本かの触手を飛ばしてくる鬼を見て内心ほくそ笑む



空中戦に適している"あの技"なら簡単に切り抜けられる
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
雪の呼吸・陸ノ型
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
新雪乱舞!
下弦の弐
なっ…!?
空中で身を翻して触手を避ける



まさか空中でこれほど軽やかに動けるとは思っていなかったのか、鬼が放心する



向かってくる触手も全て斬り捨て、鬼の頸に刃を伸ばす
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
さよなら
その言葉を最後に、鬼の視界からあなたは消えた



代わりにゴトッ…という音が響く
下弦の弐
…は?





華麗に鬼を切るあなたの姿は、氷雪の蝶に相応しいのだろう



子供たちは皆喰われた。その事実がわかれば十分だ



森の入り口で待っていた宇髄と共に宿へ行く



街の人たちには朗報を伝えられず_