無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第16話

12話*.+゚
グサッ…



















鈍い音とともに静寂が広がる



シーン…としたこの空間にある音は、誰かの息を呑む音、小さくて短い悲鳴、そして誰かの痛みを我慢する息




不死川 実弥
不死川 実弥
なっ…!!
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
ッ…
ボタボタッ…という音とともに、庭の石の上に赤い鮮血が滴る





























それは紛れもない"あなたのもの"だった
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
…いった…
今のこの状況を軽く説明すると、あなたが左手で箱の紐を持ち、右手で実弥の刃を握りしめている状態だ



切れ味の良い刃を素手で握りしめるなんて、誰もがバカだと思うはずだが、あなたはそんなこと考える余裕がないほど目の前の男を睨んでいた
不死川 実弥
不死川 実弥
…どういうつもりだ胡雪ゥ。鬼を庇うなんてよォォ!
実弥が刀をあなたの掌から抜こうとするが、びくともしない



その代わりにあなたの血がさらに落ちる



掌に刃が当たっているため、指が切れる心配はないと、あなたは場違いな考えを頭の中で浮かべていた
不死川 実弥
不死川 実弥
ッ離せェ!!
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
ッ…ヤダ。離さない
痛みに顔を歪めながらも、あなたが手を離すことはなかった



あなた自身も何故自分がこんなことをしているのか、何故憎い鬼の味方をしているのかわからなかった



ただ、禰󠄀豆子を守りたい一心だった
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
炭治郎の話を聞いたらどうです。人を喰わないと、そう言っていたでしょう
不死川 実弥
不死川 実弥
鬼が人を喰わない?守る?ありえねぇんだよ!!
唾を飛ばしながら怒声を浴びせてくる実弥に怖じけず、あなたは睨む
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
鬼を滅殺したい気持ちは私だって同じです
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
でも、鬼と歩み寄れる道だってあるはずでしょう!!
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
ッ!!
普段大声を出さないから緊張を用いたが、あなたは目を逸らすことなくハッキリと述べる



違うことは違うと、わかってもらいたかった



悪い鬼ばかりではないと、受け入れてほしかった
甘露寺 蜜璃
甘露寺 蜜璃
あなたちゃん…
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
ッ!!胡雪さん…!
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
そりゃ私だって、人を喰い殺す鬼は躊躇なく殺します
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
でも禰󠄀豆子は違う!!人間の味方です!
不死川 実弥
不死川 実弥
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
哪吒蜘蛛山で、禰󠄀豆子は間違いなく炭治郎を助けていた。鬼が人間を助けていた
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
紛れもない事実があります
あなたの声が届いたのか、箱の中からカリカリ…という音が聞こえてくる



禰󠄀豆子なりのあなたへの感謝なのだろう



とその時、義勇が叫ぶ
冨岡 義勇
冨岡 義勇
やめろ!!もうすぐお館様がいらっしゃるぞ!!
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
!!
不死川 実弥
不死川 実弥
!!