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第4話

1話*.+゚
星が燦々と煌めく夜、雪柱・胡雪あなたは、木にコーティングが施された廊下を歩いていた



藤の花の香りを感じながら歩を進めると、目的地である襖が見えてくる



襖の前にしゃがむと、片膝をつき、右手を膝の上に乗せる
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
…お館様。胡雪あなた、只今参上致しました
お館様
お館様
入ってくれ
襖の中へ挨拶をすると、優しい声が入室を促す



それに従って襖を開けると、こちらに体を向けて正座をする男性の姿があった



その前に数歩分空けて正座をする
お館様
お館様
急に呼び出してすまなかったね。警備の途中だったのに
にこやかな笑みを浮かべたまま謝罪を述べる男性に、あなたは頭を下げる
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
そんな、お館様の呼び出しとあれば、どこからでもすぐに駆けつけましょう
お館様
お館様
ありがとう。流石あなただね、私が想像していた以上に早かった
お館様
お館様
それで、あなたを呼んだ理由なんだが…
そこで言葉を切ると、『お館様』と呼ばれた男性はあなたを見据える
お館様
お館様
明後日行われる最終選別に立ち会って欲しいんだ
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
私が…ですか?
お館様
お館様
嗚呼
お館様のご子息とご息女の護衛をすること

藤襲山の周囲の鬼を斬ること

もし山の外から邪魔をする鬼がいたら斬ること

日が変わるごとにその日の選別の状況や様子を知らせること…
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
構いませんが…何故私に?
お館様
お館様
あなたの活躍ぶりは私が1番よくわかっているからね
お館様
お館様
他の柱より遥かに優れている能力が備わっている。その力を私の個人的なお願いに是非貸してほしい
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
…御意。お館様の願い、承りましょう
目を閉じ、軽く頭を下げる



他の柱ではなく、あなたを頼ってくれた



何よりお館様のお願いとなれば断る選択肢などなかった
お館様
お館様
ありがとう。食事は隠に用意させるよ
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
かしこまりました
お館様
お館様
遅くにごめんね。下がっていいよ
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
はっ
覇気のある返事をし、あなたは退室する



襖をパタンと閉め、ふぅ…と息をつく



まさか最終選別に付き合ってほしいと言われるとは思っていなかったから



しかし、困ることでもないので了承した



あなたは一度空に浮かぶ三日月を眺めると、前を向いて歩き出す
胡雪 (なまえ)
胡雪 あなた
…警備の続き、行くか
差し込む月明かりに照らされた頬は、白く反射していた