第4話

✽夢みたい!!!!
920
2019/12/25 12:28
ガッチさんからのリプ……、がっちさんからのりぷ……、ガッチさんからのリプ……、ガッチサン…。




愁「おい、あなた。もうみんな帰ったぞ」

「ふぇ??嘘っ!」

急に呼ばれ、慌てて立ち上がったせいで椅子がガタリと大きな音を立てた。

…え、マジ?誰もいないじゃん。ヤバ。記憶がないんだけど…。

どうやらガッチさんのことばかり考えていて、すでに授業は終わっていたようだった。

リプ返を見て思わず立ち上がったところまでは覚えてるんだけど…と言おうとして、ふと気がついた。

「…つかなんで愁がまだいんのよ。」

愁「え、い、いや、えと、」

ハァ?

まぁいいか。関係ないし。

早くガッチさんと打ち合わせがしたい!と心の中で叫びながら、勢い良く鞄を掴み教室を出た。













帰りの電車の中でスマホが震えた。

誰かからメッセージが来たようだ。


(視聴者さんからのDMかな?有名になってから結構くるよね…)


隣に座っている愁に見えないように、コッソリとtwitterを開く。
ガッチマン
急にリプでコラボの話とかしてしまってすみません。
ガッチマン
もしよければ、ホラーゲーム実況しませんか?
「え…!」

っと、危ない危ない。また叫ぶところだった。

私はとっさのところで口を抑えた。
愁に睨まれたけど。

いやでもまさかDMが来るなんてそんな!

私、今日が命日とかないよね?
あなた

わざわざDMありがとうございます!
すみません、私こそ毎回動画の感想を送っていて。

あなた

もちろんです!!!!
憧れのガッチマンさんとコラボとか…
もう嬉しすぎて泣きそうです!!!!!

ガッチマン
泣かないでください笑
ガッチマン
DMはあまり見ないのでラインを交換することはできますか?
あと動画のこともありますし、タメでお話できればと…
らいん?!?!?!
ラインって、あのライン?ふぇっ???
嬉しすぎて死にそうなんだけど?!?!?!
あなた

ラインですか!
もちろん交換できます!!
ガッチマンさんと交換とか尊すぎて…

あなた

タメは少しハードルが高いですが…頑張ります!笑ガッチマンさんも私なんかに敬語使わないでくださいね!

ガッチマン
分かった笑
改めてよろしくお願いします、サクラさん
あなた

こちらこそお声掛け頂きありがとうございます!コラボとか夢のようです!頑張ります!

あなた

じゃあラインのID送ります!

これが夢なら一生覚めなくていい。

ガッチさんが大好きだ!!!!!!!!

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