第6話

✽彼とカフェ
928
2020/01/13 00:36
って、恋なわけないよね?!?!気が早いよね?!?!だってまだ名前も知らないし…。

?「ん…ここで休憩する?」

お兄さんが足を止めたそこは、オシャレなカフェだった。奥に個室も少しある。それに朝だからだろうか、空いているので休めそうだ。

すご…、穴場じゃん。


「あ…、ありがとうございます。わざわざ」

?「いんや、いいよ。俺も借りあるしね」

「あ、じゃあここまでで…」

?「へ?あ…、そう…」

「えっ?!?!」


いやそんな、一緒に店内はいるのとか悪いし…や、でも断ったほうが失礼なのか…?


「じ、じゃあ…一緒に入ります……?」

こてん、と首を傾げて恐る恐る見上げると、

?「っ…は、お前面白すぎだろ」

「へぁ?」


彼はケラケラと笑い出した。


なんでぇ?!?!泣


わたわたと私が焦っているのを見ながらお兄さんはニッコリ笑う。

?「なんでも奢るからさ、…連絡先交換しようぜ?」

「へ?!…ちょ、引っ張らないでぇ…!!」




……ねぇ、何だか笑い声、聞いたことあるような気がするんだけど…。

そこの君、知ってますか?

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