第3話

本音
315
2018/09/08 06:38
りん
りん
(うぅ…腰が痛い……。)
召使い
召使い
大丈夫ですか?
りん
りん
わ、びっくりした!
召使い
召使い
腰、痛いんですか?
りん
りん
ま、まぁ…
召使い
召使い
湿布を持ってきますね
りん
りん
ありがとう…
すると後ろから足音が。
大蛇
大蛇
……………………。
りん
りん
お、大蛇、おはよう…。
身体大丈夫…?
大蛇
大蛇
おはよ、俺は大丈夫だけど、お前は?
りん
りん
大丈夫っちゃ、大丈夫だけど…。
大蛇
大蛇
ならよかった。
昨日はその…、やり過ぎていたら、悪かった。
りん
りん
俺は全然、大丈夫……!
大蛇
大蛇
そっか
りん
りん
(そういえば、昨日の夜、キスもしてもらえなかったな……………。)
りん
りん
ねぇ
大蛇
大蛇
あ?
りん
りん
キ、キスってしちゃだめ……ですか……。
大蛇
大蛇
……なんでしなきゃいけないんだ。
りん
りん
………そう、ですよね…。
りん
りん
(やっぱり駄目だったか…。)
その日の学校での出来事
友達
友達
おい、りん!
明日から夏休みだぞ!
いっぱい遊ぼうぜー!
りん
りん
うん!
そうだね!………って言いたいところだけど、
親父がなんて言うかわかったもんじゃないんだよ…。
友達
友達
そっか〜
でも、遊べる日は遊びに行こうぜ!
りん
りん
おう!
そしてなが〜いなが〜い
夏休みが終わった。
夏休みの間、大蛇は親戚の家に行っていたらしく、一度も会えなかった。
そして学校の日。
友達
友達
おい、りん!
聞いてくれ!
りん
りん
どうした?
友達
友達
結婚することになったんだ!
俺!
りん
りん
……ぇえ!?
※この世界では年齢関係ない
友達
友達
相手は男でさぁ、すっげー可愛い顔してんだよ!今度会わせてやるよ!
りん
りん
そ、そうか。
おう!頼む!
大蛇
大蛇
琳彌、ちょっといいか。
りん
りん
うん?
そう言われ、大蛇に空き教室に連れてかれた。
大蛇
大蛇
俺さ、お前にさ、
気持ちとか伝えてなかっただろ?
りん
りん
あ〜、うん
大蛇
大蛇
俺さ、お前の事、好きだ。
りん
りん
………………え………。
大蛇
大蛇
だから、俺と本物の婚約、してくれないか。
りん
りん
俺も、俺もしたい……!
俺も大蛇好き!大好き!
大蛇
大蛇
俺も
その瞬間、目の前が暗くなって唇に柔らかいものが触れた。
りん
りん
え………
大蛇
大蛇
もう二度としないからな…
(クッソ恥ずい…)
りん
りん
もっかい!大蛇、おねがい!
大蛇
大蛇
やだ、
ほら、教室戻るぞ
りん
りん
え〜……。
ぎゅ、と大蛇が手を握ってきた。
りん
りん
おろt
大蛇
大蛇
うるさい黙れ
(どうしたんだ俺…)
りん
りん
その日は幸せで一日中上の空だった。
帰宅。
りん
りん
(今日はスるのかな…)
大蛇
大蛇
ほら、琳彌。
寝るぞ。
りん
りん
あ、うん
りん
りん
(しないのか…)
次の日の夜も。
大蛇
大蛇
寝るぞ、琳彌。
おやすみ。
りん
りん
おやすみ……。
するとその次の日の夜に変化は起きた。
大蛇が自分の部屋(2人の部屋とは別の部屋)で寝たのであった。
流石におかしいと思い、めちゃくちゃ琳彌は悩んだ。
りん
りん
(そっか、自分から誘っちゃえばいいんだ!)
次の日の夜
コンコン
大蛇
大蛇
なに?
りん
りん
大蛇、今日一緒に寝ちゃ駄目?
大蛇
大蛇
………別にいいけど…。
布団の中
りん
りん
(さっきから大蛇に抱きついてみたり、大胆な事してるのに、大蛇はその気にもなんないのかな…。もう、口で言ったほうが早いか。)
りん
りん
大蛇、今日って…その………シちゃだめ?
大蛇
大蛇
だめ。
早く寝るよ。
りん
りん
なんでだめなの?
大蛇
大蛇
眠いから
琳彌の堪忍袋の緒が切れた。
りん
りん
眠かったら、婚約者がシたいって言っててもしないの!?
少しくらい……可愛いとも思ってくれてないの!?俺なりに努力してるのに!
大蛇は俺に冷めたの!?
大蛇
大蛇
ちがう。別に冷めたわけじゃない。
最初に言ったはずだ。
sexはあまり好きではない。
苦手だって。
りん
りん
でも、もう今日合わせて3日もしてないんだよ!寂しくだってなるし、不安にだってなるし………
大蛇
大蛇
苦手って、俺言ったよな。
俺は別にお前の事好きだし、冷めたわけでもない。回数を少なくしてるだけだ。何が悪い。
りん
りん
不安になったりしてるって………言ってるのに………。
もういい!大蛇と婚約なんて破棄する………!!!
大蛇
大蛇
は?
おい、待て琳彌。
どこに行く気だ。
りん
りん
ほっといてよ!
もう他人なんだから………!!!
そう言って琳彌は泣きながら出て行った。

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