(結構とばしました)
駿佑と優奈は横に並んで帰っていた。
ちぇ~という顔の駿佑。
何かシュンってしてる。
少しの沈黙。
優奈は何をするのかニヤニヤしながら考えた。
駿佑の唇が優奈の唇に触れた。
優奈は少し困惑していた。
照れながら答えた。
その後も私の鼓動は変におかしくて
照れが止まらなかった。
-駿佑目線-
やべえ。やっちまった。
まぁ,今まで我慢してたのが悪いか
優奈,顔赤い。照れてんのかな。
俺の事,嫌いになっちゃったかな。
優奈の小さな小声は
地獄耳である駿佑の声に届いていた。
優奈の玄関まで駿佑は見送った。
ちょうど,夕日が綺麗に見えた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。