第4話

優奈の秘密
68
2018/02/24 01:30
私は肺に悪性の腫瘍がある。


しかも余命は医者に2ヶ月と言われていた。




私達は病院を後にし,家へ向かった

優奈。
この気まづい空間の中でも

私の好きな音楽バンドの音は流れていた。





車の中では母と話さなかった。
優奈
ごめんね,お母さん。
ごめん,ごめん。
私は今までの辛い思い出を
噛みしめながら泣いた。
泣いて,泣いて,泣き潰れた。
大丈夫だからね。優奈。
母は私を抱き寄せながら泣いた。

私をぎゅうっと。 まるで離さないように。

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