第7話

予知夢
36
2020/02/27 06:02
……目がさめる。とてもおかしな夢だった。
もしかしててさっき見たものが、真莉の現在?
いや、それはおかしい話だ。これはあくまで私の脳内の記憶をもとに作られたただの夢。
彼女が鬱だと聞いて勝手に私の体が創造したものなのだ。

それにしても、恐ろしい夢だ。
あれが続いていたら、私は…。いや、真莉は…
なんだ。私、真莉のこと大好きな人間みたいじゃないか。
いや、まあ嫌いではないんだけど。
別に性的な意味でだとか、そう言うふしだらな目線でじゃない。うん。
風華
とにかく…真莉を助けなきゃ
正夢なり予知夢なりなんだってまずい。とにかく真莉の家に行かなくては。
すぐさま適当な服に着替えて、支度を整えた。
真莉の家に行く気は十分だった。





…真莉の母親が来るまでは。

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