第7話

「白の悪魔」
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2019/08/03 21:37
かつて、一度世界を破滅に導こうとした事があった。同胞を地上へと解き放ち、人間の心を狂わせる........

上手くいく筈だった、女神が出て来なければ、彼が...裏切り者の悪魔がいなければ

隼)でも、機は満ちた...邪魔な女神はいない。

月を喰らうには、膨大な時間がかかったが、

隼)ふふ、この世界は時期に僕の物になる。

嬉しそうに玉座に座り、思いを馳せながら
まぶたを閉じた


東の町「マーレ」では、「ディアブロの箱」が開いた事により人々がその異変にざわめき立っていた

)この国は終わりじゃあ!

)女神様がお怒りなのよ!

翼)おいおい、大変だぞ!

志)無理もないが、下手な混乱は危険だ。

その時、広場の中央に里津花が立ち声を上げる

里)話を聞いてください!

その声に、町の人たちが立ち止まる

大)....里津花。

)誰だ?

)何だ?何だ?

)あれは、里津花王子よ!

なぜこの場に王子がいるのかと、人々の関心が里津花に移る

里)今、この国は不可思議な現象、
出来事に見舞われています!ですが、心配はありません、王家が、私が、責任を持って対処致します!国民の皆様に危害は及ばせません!

堂々と語る姿に、人々から焦りや不安の色が抜けて行く、
後に誰もが語るのだ、里津花は歴代最高の王になると。

そして、側で見守る3人も決意を新たに
里津花の声を聞いていた。


つづく

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