あなたside
常尚「そういえば…フシミル様はここに用があって来られたんでしたね」
おっと、そういえばそうだったのう
あなた「あぁ、そうじゃ……それと様は止めんか?」
竹治郎「いいえ!日本の2人の英雄のうちの1人なんですから!敬わないと…!」
客として様をつけられるのと医師から様をつけられるのはまだいいんじゃが、政府の関係者である2人にまで様をつけられるとなるとのう…
あなた「お願いだから…せめて"さん"にしといてくれ」
常尚「わかりました。お願いだと言うのならそう致しましょう」
あなた「あぁ、そうしてもらえると助かる………さて、そろそろ本題に入るとしよう」
竹治郎「それなら部屋を用意したんでそこで詳しく話しましょう」
あなた「わかった」
そして儂ら3人は移動した
あなた「……ほう…2人とも既に結婚しているんじゃな」
常尚「えぇそうなんですよ」
竹治郎「まぁ私はまだ新婚ですけどね」
儂は歩きながら、2人と他愛もない話をしていた
あなた「いや、儂なんて結婚どころか恋もしたことないからのう…」
実際、今までそんなことに時間を割いてる暇が無かったんじゃ
引き取った異能力保持者の子供達の世話、最近も戦争が立て続けに起こってそれどころではなかったわい
まぁ勿論、暇な時期もあったが恋をする勇気がなかったのもあった
恋をしても、相手は儂と違い不老不死ではない
いつかは儂を置いて、あちらの世界へ行ってしまう
恋人だけではない
友人だって作ってもいつかは儂を置いて行ってしまう
儂はそれをずっと恐れていたのじゃ
じゃが、やっとレオナルドに会えた
本当によかったと思っている
その唯一無二の友、レオナルドを救うためにもこれからは儂がなんとかしていかねばならんのじゃ
常尚「…いえ、それほど今までこの国のために…異能力者達のために尽くしてきてくれたということでしょう」
竹治郎「本当にいつもありがとうございます!」
あなた「いやいや、礼を言われるのはレオナルドの方じゃ。儂はレオナルドを手伝っていただけじゃよ」
常尚「でも異能力者達のために尽くしてきてくれたのは事実ですよ」
あなた「そう言われると嬉しいわい」
すると竹治郎が疑問を口にした
竹治郎「そういや、レオナルドさん?って方は一体どちら様なんでしょう?」
そうか…儂らのことは皆、二つ名の方で知られていたんじゃったな
あなた「レオナルドはあの二つ名で言うイツァムナーのことじゃよ」
常尚「イ、イ、イ、イツァムナー!?」
竹治郎「えっ?イツァムナーってレオナルドさんと言うんですか?」
あなた「そうじゃよ。…そういやまだ名乗っていなかったのう」
儂は2人に向き直った
あなた「…改めて、儂の名はあなたという。まぁ皆で言うフシミルという者じゃ」
アンケート
関東地方の人達大丈夫!!!???
日本人だからね、地震には慣れないと
30%
まぁ、色々あったけど大丈夫だったze☆
6%
雷ィィィィ!!ウェーーイ!!←
9%
怖かった…まじで死を覚悟した…
4%
関東地方に住んでないからわかんねぇ…
37%
寝てて気づかなかった…
13%
投票数: 182票
アンケート
どう思う?
確かに言われてみればそうかも…
56%
いやいや、たまたまやって…
32%
自分も自分なりに考察してた!
11%
投票数: 142票
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。