えーと…次はアバンティーズさんか…
コンコン
べちょっ…
まさか私がドアを開けるなんて思ってなかった
んだろう。
クリームが私の、顔に飛んできた。
おろしたてのスーツ。
これしか持ってないんだけど…。
なんか、元気で仲が良さそうなグループだな…
ていうか!
どうするのスーツ…
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私が、アバンティーズさんのお宅から貰った
着替えは、まさかの筋肉ムキムキのシャツ
だった。
わたしが入るくらいのシャツがこれしかないの
だそう。
それにしても恥ずかしい。
そーいえば次は、すしらーめんさんか…
現れたのは、まだ若い男の子だった。
笑顔がとっても印象的で、
元気そうだった。
さっさっていった…
えっと…次は…
東海オンエアさんか…
…親子?
親子なのかな?
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ふぅ…疲れたぁ。
皆さんすごい個性的だったなぁ。
あ、スーツ洗わないと…。
ぴろりんぴろりん。
切られちゃった…
きっきになるーーーーー!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!