第11話

10話ー伊織先生と伊月ー
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2020/07/22 00:00
先生にお願いしに行ったけど無理だった。
伊織先生
でも、どうしてバスケやりたいの?

三葉ちゃんと一緒にやりたいだけじゃないわよね?
伊月
…。
伊織先生
もしかして、三葉ちゃんに格好いいところ見せたい?
伊月
え…あ…
姉ちゃんはお見通しか。
伊織先生
そうなのね。
伊月
それもそうだけど!

僕の命はあと僅か。

だから、今この時間を大切にしたい。

大好きなバスケしたい!

試合中にタヒるのなら、本望だよ。
思いを再度ぶつけた。
伊織先生
でも、許可は出せないわ。
伊月
どうしてさ!
伊織先生
伊月。あなた絶対に、三葉ちゃんには病気の事言わないつもりでしょ?
伊月
なんでそれを!
伊織先生
何年あなたのお姉ちゃんやってるの?

それぐらいわかるわよ。
伊月
もう、三葉ちゃんに悲しい思いさせたくないから!だから!
伊織先生
急にいなくなる方が悲しむでしょ!!


いい?三葉ちゃんに本当の事話せたら、

バスケの事許してあげる。
伊月
…それは…
伊織先生
だったら、諦めることね。
伊月
…。  わかった。
言えるわけないじゃん。


姉ちゃんなら、わかってくれると思ったのに…




姉ちゃんのバッカヤローーー!!

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