My name is パンダ
Call me パンダ
俺、パンダです。どうも。
棘の保護者(の気分)です。
真希も保護者(の気分)です。
いや〜〜〜青春ってイイねぇイイねぇ…
棘とあなた、早くくっつかないかなぁ。
見てるこっちも焦れってぇ。
「なー真希。棘とあなた、なんか進歩あった?」
「いーーーや全く。あなたもあなたでかなりの鈍感だからなぁ…棘には頑張ってもらわねぇと。」
「だよなぁ…」
定期的に開く棘とあなたについての会議。
「棘なぁ…頑張ってるけどなぁ…」
「いっその事、私らからあなたに吹き込むか。」
「うーーん…最悪の場合それしかねぇなぁ…」
うーーーーーん……と2人で頭を抱える。
「そもそもあなたって好きな奴居んのか?」
まずここ重要だろ。
「あ"ー…それ聞いたことねぇな。」
「聞いてみるか?」
「や、それでハイいます他校の子です♡とか言われたら棘がどうなる事やら…」
ワンチャン世界爆発させるぞ。
うーーーーーーーーーーんと再び頭を抱える。
そこで俺、パンダ。めちゃくちゃいい案思い付いた。
「2人でどっか出かけさせよーぜ!」
俺がそう言うと、真希は「は?何言ってんだこの呪骸」って顔をした。俺、パンダ。泣いちゃうぞ。
「まず2年のグルラ(グループLI○E)で4人で遊ぶ約束をする→当日か前日、俺と真希が何らかの理由を付けて行けなくなる→必然的にアイツらは2人っきり…!」
「私らはどーすんの?」
「2人の保護者になる。」
「よし来たやるぞパンダ。」
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\ピコンッッ/
あれ…誰だろ…
《にねんず》
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「なぁパンダ。今、棘の部屋からすっげぇ音聞こえたんだけど、私の幻聴か?」
「いや、幻聴じゃねーな。あなたの「めんたいこぉ」がよっぽど堪らなかったらしいぞ。」
「あなたガチ勢すぎて草。」
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
自分でも引くぐらいグダグダしてるう⤴︎
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。