第123話

番外編 : 勉強会!
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2022/05/01 02:00


『 kuna side 』



「馬鹿すぎへん?」



さとしのたった一言で、18歳組(1部除)の勉強会が始まった。














「....まさと、もっと頭悪くなった?」



「っるせぇ!!」



まさと、3年前ぐらいはここまで頭悪くなかった気がする。



それよりも、18歳組、頭が悪い人達が多くて困っちゃう。



まさとも、ゆーもとーまも頭が悪すぎる。あつひはまぁまぁって感じでこうは頭良い。



なのに、今日に限って荒船隊と鈴鳴第一は防衛任務。



「とーま、そこ違う」



「なんで、こんなんも分からへんねん。」



私とさとし鬼コーチ組の2人ペアで、テストに備えるという話なのだが、覚えが悪いまさとやゆーは本当に基礎の基礎から教えないといけない。



とーまはある程度理解はできるが、感覚派のため途中で投げてしまっている。



さとしが段々といらいらしてきたところに、風間隊の2人がやってきた。



「りょう、しろー。」



「うげっ、あなた先輩.......」



「こら!!菊地原!あなた先輩すいません!」



「りょうは悪くないよ。しろー??私先輩、な??」



ニコニコ笑顔でスコピを持って近づくと、しろーはりょうを盾にしやがった。



最低だな、仲間を売るとか!!!



「それより、先輩方何してるんですか?」



死体が3体まさと、ゆー、とーまがあるところを指さしてりょうがそう言う。



それを見たしろーはめちゃめちゃ嫌そうな顔をしていた。そーやさんとけいのことを思い出したな。



「こいつら、テストやっちゅうのになんもしとらんねん。アホやから。」



「だから、私とさとしのペアで教えてあげてるの。」



「鬼コーチペアじゃん。」



しろーが言うには、私とさとしが合わさると毒舌すぎて死ぬ、ということ。



さとしは確かに毒舌だけど私は毒舌じゃないもん。



「歌川、早く行こ。ここにいたら俺達も巻き込まれそう。」



「お?なになに、勉強会する??」



「するわけないでしょ、馬鹿なの?」



「こらッッ!!」



イラっとして手にあった教科書を持って、とーまの頭をベジっ!と叩く。



そんなことを言っていると、前の方からじゅん先輩に呼ばれているりょうとしろー。



それに気づいた二人も、一礼をしたあとすぐにそちらにむかっていった。



「あなた.......俺の扱い雑じゃねぇ?」



死体の方から話し声が聞こえてくるっとそちらを見てみると、顔を真っ青にした3人がいた。



ちなみにその後、勉強会が2時間ほど続き、死亡者が3人でたらしい。



鬼コーチペアはもう二度と集まらせるな、とも口約束が交わされたそう。


















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