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第1話

ただの幼なじみ?
幼稚園の頃から腐れ縁の私と千秋は
世間で言う「幼なじみ」だ。
家はお隣同士で部屋は2階の向かい合い。
私の部屋からも千秋の部屋からも
ベランダに出れば1歩、お互いのベランダに
入ることが出来るほどの近さだ。
そう。部屋の鍵さえ空いてれば、
勝手に部屋に入ることも出来るのだ。
ドンドンドンドンドン!!!!
部屋でゆっくりくつろいでる所に
窓を叩く音が聞こえ、カーテンを開けると
そこには千秋がニカッと笑いながら
立っていた。
「なんの用?電話くらいしてよ」
呆れながら言う私なんて無視して
「開けて!」と口パクで言い、指を
鍵の方に指した。
鍵を開けると直ぐに千秋は入ってきて
「逃げられた〜!」なんて言って
ベッドに座った。
「なに?また、龍也くんを怒らせたの?」
龍也とは、千秋の弟くんで、千秋よりも
十分しっかり者の性格。
千秋は龍也くんと喧嘩したり、怒らせたり
すると、すぐに私の部屋にくる。
そのおかげって言っちゃ悪いけど、
千秋と長い時間一緒にいられる。
本当に私は小さい頃から
千秋のこと本気で好きなんだって、
こういう時に気づいてしまうのだ。
千秋は、私の事妹とか、
ただの幼なじみとしか、思ってないだろうけど。
千秋にとって、私はただの幼なじみ?