第7話
やらかした
ころん視点
いつも通りに学校へ登校し、昼休みになった。
僕とジェルくんは、万が一の為に明日まで一緒に学校生活を送ることになっている。
ジェルくんがそう言ったとの同時に僕は、教室へと走り出した。
教室に着き、お弁当を持ってドアから出ようとした時。
呼び止められた。
あれは確か、莉犬くんに付きまとってる子だよね、、、
あの子が今回危険な子か
ゆるいパーマの髪を揺らしながらこちらへ向かって来る
身体をくねらせながら言うそいつは見るに耐えれなかった。
どうせ、莉犬くんの事でしょ?
はぁ、莉犬くんの事が知りたいなら自分で聞いてよね。
心の中ではそう思いながら、言葉にできないのが僕の悪い癖
そいつの質問は、僕の予想の斜め上を通りすぎて行った。
キツい香水の匂いが僕の鼻を掠める。
が、しかしいつもと少し匂いが違うことに気付いた。
あれ?いつもはいちごの匂いなのに今日は、みかんなの?
僕がそんな事を考えていると、
と、急かされた
急かされたせいで、ぱっと思い付いた言葉を言ってしまう。
いつもは、莉犬くんの事しか聞かないのに、今日は僕のことを聞いてくる。
あまりにも可笑しすぎる言動で少し聞いてみた
そこまで言って僕は気づいた。
えっ!明日の0時ってジェルの予知夢が正しければ莉犬くんが殴られる時間帯じゃ、、、
僕は、やっぱり無理と言うことを伝えようと前を向いたが、彼女はいなかった
僕は、その場に座り込み落ち込む。
僕のせいだ。僕のせいで莉犬くんとるぅとくんが危ない目にあうかもしれない。
それだけは避けなければ!
どうしたら止めれる? 僕だけが責任もって学校行けばいいのかなぁ。
試行錯誤している時
ポンッ
と方を叩かれた
後ろを振り向くとるぅとくんがいた
僕は、それだけを言い残して、走ってジェルくんの元へと急いだ