第15話

第十四章 テスト(4.5) by,良平
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2019/03/10 11:00
信彦
えっ!もうこんな時間!?
明香里(あかり)
じゃあ、私たちそろそろ帰るね!
珠莉(じゅり)
あっ、うん…
信彦
珠莉ちゃん、大丈夫!明香里ちゃんは僕がちゃんと家まで送るから!
良平
じゃあ、頼むわ!また学校でな。
ガチャッ━━━━━━━
良平
はぁー…。
(ようやく2人になれた…。)

俺は、ついため息をついてしまった。
珠莉(じゅり)
大丈夫?
良平
ん?お、おう。大丈夫。
(っと言うお前の方が疲れた顔してるくせに…。)
良平
そういう珠莉も、疲れた顔してるけど?
珠莉(じゅり)
えっ!!
どうせ「顔に出してるつもりじゃなかったのに…」とか思ってるんだろうけど、
もう顔にハッキリと「疲れてる」って書いてあるって言うのに、また誤魔化そうとして…。

いやいや、ここはまず、部屋に戻ってみよう…。
良平
ほら、部屋に行こ?
珠莉(じゅり)
うん…
(強引に誘っちゃったけど大丈夫かな…。)

俺はそっと珠莉の方を見る。
すると、珠莉は俺の方を見てニコッと笑った。

(…っっっっ!ちょっと、可愛すぎっっっっ…!)

俺はつい顔を赤らめてしまった。
顔を赤らめたことは自分でもわかった。
手汗はすごいし、暑すぎる…。
しばらくして部屋に着いた。

(まずは休ませねぇーとな。)
良平
ほらっ…
バサッ━━━━━━
俺は珠莉をベットの上に押し倒した。
珠莉の顔はだんだん赤くなっていく。

(やべぇ、もう我慢できねぇ…。)

俺はどんどん珠莉に顔を近づけた。
珠莉(じゅり)
ちょっ!!良平くん!?
良平
ん?
珠莉(じゅり)
顔…近いです…よ?
良平
ん。知ってる。
珠莉(じゅり)
し、知ってるならなんで!?
良平
それは、…━━━━━━━━━━。
俺は、全ての思いを珠莉に伝えた。
すごく不安だったこと、珠莉に辛い思いをさせたことが悔しかったこと、色々吐き出した。
すると、体の奥底に眠っていた感情が目から溢れてきた。
珠莉(じゅり)
良平くん?
良平
なぁ…、珠莉っ…。
俺は、珠莉の耳元でそっと呟いた。

(今じゃなきゃ、ダメだよな。)
良平
俺はお前に無理して欲しくない。
もっと笑ってほしい。…そばにいて欲しい。守ってあげたい。
良平
好きだ。
珠莉は顔を赤くしてた。

(っっっっ!やっぱ可愛いすぎ…。もう、待てねぇ…)
チュッ━━━━

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