~風磨side~
俺の肉棒が痛いくらいに勃起してやがる
ま、これもエロいあなたのせいなんだけどな笑
あなたの上に覆い被さるとチュッと軽く唇に口付けを落とし、ゆっくりとあなたの中に俺の肉棒を埋めて行った
ヌルヌルと絡みつくあなたの熱がとても心地良い
やば…ずっと挿れときてえ…
パンパンと肌がぶつかる音を立たせながら夢中で腰を振っていると、暗い部屋の片隅であなたのスマホが青白く光っているのに気が付いた
そのまま律動を続けるも、光るあなたのスマホが気になってしまいチラチラと視線がそっちを向いてしまう
そんな俺に気付いたのか、あなたは優しく俺の目を手のひらで覆い隠した
俺の目から手を離させると、ギュッと抱き締め首筋に顔を埋めた
さっきシャワー浴びさせたのに…中島と同じような甘い香りが漂う
そうだよな…コイツら夫婦だもんな
ずっと一緒いるんだから匂いが染み付いてんのは当たり前か…
首筋に顔を埋めたまま動かない俺を不思議に思ったのか声を掛けてきたあなた
今なにを考えてたかなんて絶対口が裂けても言えねえ…
俺は切ない気持ちを隠して微笑んだ
なあ…お前は俺の思いに気付いてるか?
中島と同じ匂いさせてて…嫉妬してるってさ
~♪~♪~♪~
律動を再開させると次は俺のスマホが鳴り響いた
ちょっと待ってろ、とあなたから一旦離れスマホを確認すると画面には中島健人の文字
スマホを持ったままあなたの元に戻り、電話に出ながら肉棒を挿入した
あなたのやつめっちゃ慌ててやんの笑
中島って言葉を出した途端、あなたの中が締まった
やべえ…これめっちゃ興奮する
中島と話しながら腰を動かすと、あなたは声を押し殺しながら快感に耐えてる
あなたなら俺ん家で俺に抱かれながら喘いでるけど…って言ったらどうなるかな
言わねえけど笑
とか考えながらズンッ!と奥深くを突いたらあなたが嬌声を上げた
電話を切りスマホを投げ捨てるとあなたの腰を掴み膣内を攻め立てた
快感に耐えるためか何かを掴もうとあなたの左手が宙を舞う
その手を取ると、嫌でも目に入る薬指の結婚指輪
アイツとの切れない絆を見せ付けられてるような気がして…
苛立った俺は、その指輪をあなたの指から抜くとベッドの下へと落とした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!