~紫耀side~
ついに…ついに来たよこの時が…
ドラマ撮影も終盤に差し掛かり、最後の山場と言われるベッドシーンの撮影です
いつの間にか俺の後ろにいたあなた
演技だから全裸じゃないとはいえ…胸元ギリギリまで下げた服…エロッ…
スタッフ「あなたちゃん、スタンバイお願いします」
あなたのヤツ…凄い余裕そうだけど…緊張してないのかな
ベッドに横たわりシーツを掛けられるあなた
上手い具合いに肌が露出されてて…マジで素っ裸に見える…
スタッフ「平野くんは上半身脱いであなたちゃんに覆い被さって下さいね」
上を脱いであなたに覆い被さる…
やっべぇ…めっちゃドキドキする
あれ?あなた…少し照れてる?
ヤバッ…可愛い…
監督「うーん…やっぱりあなたちゃんも上脱いでくれる?」
監督「胸は平野くんの腕とかカメラワークで上手く隠すからさ!」
俺の目の前で渋々服を脱ぐあなた
やばい…俺のKingがPrinceしてSexyしそう←
スタッフ「では本番行きます!3、2、1…」
ふにゃっと幸せそうに微笑む顔に俺の顔を近付けて唇を重ね合わせる
キスならこのドラマ撮影であなたと何度もした。相変わらず毎回緊張するけど
そしてここからが未知の世界…
ゆっくりとあなたの中に挿れるフリをする
やべえ…マジで挿れてえ…
まってまって…あなたの喘ぎ声やばいエロい!そんなエロい声出すとか聞いてない!←
俺の思考と動きが止まっているとあなたがアドリブを効かせてくれた
取り敢えず咄嗟に切り返したけど…
俺この撮影…乗り越えられるの!?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!