次の日の昼休み...
事件は起こった_____。
ペシッ
兄さん痛いなぁ...
なんかされるな、これは...
私は渋々行く事にした
そして連れてこられたのは校舎裏
うーん、これ虐めだね
鬼だからって虐められるんだね...
...え?
まさかコイツ勝己ファンクラブの会長...みたいな?←
てかどこで付き合ってるっていう情報入手したんや。
見せ付けてきたのは鬼殺隊見聞録のあるページ
最近またどっかの隠が新たに鬼殺隊見聞録・弐とかいうのを書いたらしい←
そのページを見ると...
......病院でキスした時の...
いやコイツ馬鹿かなぁ...?
この口枷が貴方には見えない?
良い眼科紹介するよ。←
...っていうのは冗談で。
「付き合ってる。勝己は私の彼氏。」
そう書いた紙を見せる
やっぱり勝己、モテるんだ...
そこからそのモブ女の長ーい話が始まった
初恋が勝己とか、ファンクラブがあるとか
で、コイツがそのファンクラブの会長らしい
私ったら冴えてるぅ←
ドンッ
殴られ、壁に当たる
力弱ッ←
首を横に振って否定した
そう言いながら私との距離を取り始める
何すんの?
そう思った時だった____
バシャッ
一気に体が冷たくなる。
髪の毛や制服から滴る水滴。
上を見上げると、そこにはいかにも軽そうなバケツを持った女
いわゆるモブ2って奴だ((((メタい
そう叫ぶモブ2((((
横でクスクス笑うモブ1←
ヒラヒラと手を振りながら、彼女はその場を去った
私はただそこに立ち尽くした。
No side
お昼休みは終わり、授業が始まって10分...
すると切島が...
すると生徒達はざわめく
ガラッ
突然扉が開いたと思えば、そこにはびしょ濡れのあなたが立っていた
顔色はいつもと変わらず、眠そうにしていた
あなたは鞄の中から何故か入っていた着物を取り出し、保健室に向かった
その日、あなたが教室に戻ってくる気配は無かった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。