ジョングクside
やっと着いた
ここにあなたがいるはず
勘だけど、勘でも、ここにいるって信じるしかない
俺は門を開けた
そしてお屋敷のドアを開けるとそこには奴がいた
顔を見て驚いた
先輩、?
ニヤニヤしながら近づいてくる
するとあなたが歩いてくる
あなたの様子が変だった
すごく静かで、おまけに目がうつろだった
そのまま下を向いてしまった
あなたはそのままヒョンの隣に行った
狂ってると思った
あなたの顔はとろんとしてて
ヒョンに身を全部持ってかれてるみたいだった
操り人形みたいだった
殺意が走った
でもあなたに見せちゃいけない
あなたの手を掴んで走った
バンッ
銃声が聞こえて右足に痛みを感じた
ものすごく強い痛み
あなたはものすごく驚いた顔をしていて
俺の右足は動かなかった
この状況がなんなのかその時わかった
俺の右足が撃たれていた
床にはすごい量の血
でも左足なんて別にどうなったっていいと思った
あなたは、あいつの物なんかじゃないから
俺は進もうとした
進行方向を向いて重心を前にした瞬間
頭の中は謎で満ちた
あなたは下を向いてずっと泣いている
全くなにが起こってるかわからない
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!