ジョングクside
とりあえず電話の発信先を突き止めなきゃ
犯人も抜けてるな
発信先のことすっかり忘れてんの
これで見つかるよな
でも、あれ、
見つかったけど
地名も聞いたことないし
ここから行くのにどう行けばいいか謎
どのくらいかかるかもわからない
犯人は方言話してなかったし
ただ韓国ってことは確か
タクシーが一番手っ取り早い。
だからタクシーを捕まえる
運転手に
っていうと
驚いた顔をされる
「ここはかつて殺人事件があったところだよ」
「君が生まれる相当前の話だけど、」
「1人の女の子が誘拐されて銃殺されたらしい」
嘘だ
「それに、君と同じくらいの歳の女の子」
「犯人は今も逃走中らしいけど息子もいて」
「その息子は君と同じくらいの歳」
「しかもまだそこに住んでるって噂」
「だけど、行くのかい?」
話しが合い過ぎてる
でもあなたの事は俺が守らなきゃ
「わかりました」
車が走り出す
不安と、恐怖で押しつぶされそうだ
でもあなたはもっと、もっと怖いはず
俺が迎えに行かなきゃ
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ジフンside
最大のヒントを残しといたんだ
あと1時間もすれば来るだろう
準備しなきゃ
俺の可愛いお姫様が呼んでる
これから仕上げと行くか♡
____早くこないとどうなるかな?____
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。