第66話
No.64 車の中
そう言って後部座席の紫耀くんの横に乗る
キンプリマネージャー
「1時間ちょっとぐらいかかるかもだから
2人とも寝ていいよ?着いたら起こすし!」
紫耀くんが携帯を触ってるのが見えたから
わたしはなにも話しかけずボーッとしていた
車が揺れるたびに少し当たるお互いの体が
なんか暖かくて揺れのリズムも気持ちよくて
眠くなってきた…
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携帯を見てると、ふわーっとあなたちゃんの
匂いが近くに感じたような気がした
ズンッ
左肩に急に重みを感じる
!!!!!!!!!!!!
横を見ると、あなたちゃんが俺の肩に
もたれかかって寝てた
気付いたら声が出てた
静かに眠る姿に見惚れてしまう…
つやつやな髪の毛
綺麗な鼻筋
白くて透き通った肌
全てが愛しく思える
触れたらダメだってわかってるけど触れたくて
肩に手を回してそっと抱き寄せた…
そして髪を撫で…そっと頭を撫でる…
ゆっくりと顔の向きを変えて頭にキスをする
やば。
俺、何してんだろ。なんか笑えてくる。
でも、もう少しでいいからこのままで居させて。
そう思いながら肩を抱く手を強める
あなたちゃんがなんか言ったけど
ちゃんと聞こえなかった…
特に気にすることもなく、
あなたちゃん見てると眠くなってきた気がして
俺も寝ようかな…
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あなたに少し近づき寄り添うように頭を倒す
2人はぐっすり眠ってしまう。
2人が寝てるのを見て、マネージャーはクスッと笑う
キンプリマネージャー
「2人とも忙しいもんな…ほんとすごいよ。」
そう静かに言いながらうなずいてると
キンプリマネージャー
「え…ッッ…」