キンプリマネージャー
「ついたよー!!!」
遠くで誰かの話す声がして目を開ける…
キンプリマネージャー
「紫耀着いたから起きて!!
あなたさん重いしかわいそうでしょ?」
わたしが紫耀くんの肩にもたれかかってて
その上に紫耀くんがもたれかかってた
わたしは飛び起きる!!!
紫耀くんが車を降りて、わたしも降りようとした時
ズルッ
寝起きでちゃんと見えてなくて段差から落ちそうになる
落ちる…
そう思って目をつぶった
でも、落ちた感覚もない…どこも痛くない…
恐る恐る目を開けると
紫耀くんが抱えてくれてわたしは落ちなかった
抱きしめられてるっていうかガッチリホールド状態…
覗き込んでくる紫耀くんの顔がすごく近くて
恥ずかしくなる///
別の車でちょうど到着した4人がこっちにくる
明らかに廉くんがいつもと違っててなんか冷たくて
わたし、、何かした?そう思って不安になった
あとで聞いてみよ…かな…
みんなで歩きながら楽屋に向かう
紫耀くんがそばに寄ってくる
2人で笑いながら歩く
そんな2人を遠目に見てよく思わない人がひとり。
--------------------廉side--------------------
なんか事故ってわかっとってもめっちゃ紫耀にムカついた
いや、てかなんでそんな2人仲良なってんの?
映画の撮影て言うてたけどまだ会ったん数回やろ?
あなたさん、めっちゃ紫耀に笑ってるしさ
なんかほんまもう2人見てられんわ、
しんど。
そう思い、頭をクシャクシャとかいて
1人でスタスタと歩いていく
みんなで顔を見合わせてなんでだろって考える…
でも誰も思い当たる節なんかない
そう言って廉くんを追いかけた…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。