第36話
No.34
ガチャッ
みんな
「おはようございます!」
スタッフB
「永瀬さん、こちらでお願いします!」
スタッフさんに案内され、廉くんがわたしの隣に座る
話しかける間もなく、スタッフさんが皆さん集めて声をかける
スタッフA
「それでは、みなさんお揃いのなので
早速はじめていきたいと思います。
よろしくお願いします!」
みんな
「よろしくお願いします!」
スタッフA
「監督!お願いします!」
監督
「みなさん、あらためまして
おはようございます。監督の△△です。
すでに台本に目を通してもらってるとは思いますが
この作品は、男女2人が出会い、恋人になり
幸せな人生を送ろうとした矢先に
彼女に病気が見つかり余命宣告。
その後、彼女は亡くなり主人公はどう生きていくか
その心情をかいた作品になり、
切ないラブストーリーとなってます。
永瀬さん、一ノ瀬さんには難しい表現の場面も
あると思いますがいい作品にしていきたいので
みなさんで頑張りましょう。
よろしくお願いします!」
パチパチパチパチ
みんなで拍手をし、監督の挨拶が終わる
そのあとは全員で軽い自己紹介をして終了となった
スタッフB
「それでは、今日は以上となります!
明日からよろしくお願いします!!」
ありがとうございましたーっ
お疲れさまですーっ
皆さんがどんどん帰っていく
横に座ってた廉くんが近づいてくる…
興奮したように喋りかけてくる…笑
そう言って笑いながら携帯を出す廉くん
わたしも携帯を取り出して連絡先を交換する
ともだち…
その響きが嬉しくて笑ってしまう クスッ
そう言って廉くんの腕を掴んでブンブン振る
そのあとは、少しお喋りして廉くんは次の仕事が
あるみたいで、バイバイした!
そう言って去っていく。
はじめてのドラマ緊張するけど
廉くんが相手って分かってちょっと安心した
頑張ろうっと。