なにかを決心したかのような顔をして
真剣な目で廉くんが話し始めた
廉くんが…わたしを…好き…?
信じられない言葉にわたしは驚きを隠せずにいる
まるで思い出してるかのように
笑顔になったり悲しい顔をしながら廉くんが話す
1日に2人の人から"好き"と言われるわたしは
どんだけ幸せなんだ…なんて考えながら
廉くんの話に集中する
廉くんは"知ってるよ"そう言いそうな顔で
わたしを見つめる
安心したようなのか髪をクシャッとして少し笑う
わたしは廉くんのタイミングの悪さに
なんかかわいそうに思えてきたのと
面白くなってきて笑ってしまった…
でも、これは廉くんがわたしのことが好きで
わたしも廉くんが好きで…
"想いあえてる"その現実が嬉しかったから
笑えたんだな、きっと。
笑った後に急に真剣な顔になり
わたしを見つめてくる…
もしかして…あの歌詞…
え?紫耀くんは気づいてたってこと?
誰にも言ってないし…
誰も気付いてないと思ってた…
そう言いながら携帯を開き
わたしの歌詞の画面を見せてくる
ほんと、この人表情がコロコロと変わる
急にパァーッと笑顔になり 好きだな 素直に思う
大きく息を吐いて優しい声で
そう聞こえた
わたしは嬉しくて嬉しくて夢なんじゃないかな
そう思いながら真っ直ぐ見つめられる
廉くんの目を見てると涙が溢れてきた…
泣き出したわたしに戸惑い
早口でいろいろ話す廉くんが面白くて
涙が少しおさまり笑いが出てきた…
わたしから気持ち伝えようと思ってたのに
先に言われちゃったな…
でもほんとに嬉しい。
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そろそろ完結したいけど仕方がわかりません、笑
期待外れな終わり方だったらすみません!
完結したら新作書きたいなーって思ってますが
誰とどんな話にするかも決めてない。笑
全てがむちゃくちゃで中途半端〜😭👏🏻
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!