「…行ってきます、」
誰もいない部屋にあいさつをする、
じゅりくんは朝早くからお仕事、
最近、CDの発売とかDREAMBOYSの舞台もあって忙しいみたい、
当然、甘えるわけにはいかず、
じゅりくんは平気なのか…、、
私はもう…耐え切れそうにないです…
今日はHOTELで日中に掃除とかシーツの洗濯とかしてて、
「はぁっ…」
後輩「あなたちゃ~んもう時間だよ~」
「あ…〇〇くん、」
後輩「ん、?なんか元気ないっすね」
「ん~…」
後輩「この後空いてます?」
「ぇ、?」
後輩「俺奢りますよ、ビール飲みましょ🍺」
「…、ちょっと待ってね、」
予定を確認しても、全然大丈夫で
なんならじゅりくんも今日は遅いみたい。
「なんもないから行きます!笑」
後輩「やった~❣️え~どこ行きます~??」
「んっ…//あぁっっ…////」
後輩「…酔すぎ」
「はぁっ?!///どこがよ?//」
後輩「んも~…明日も夜勤ですよ??笑」
「誘ったの〇〇でしょ~?!////」
後輩「…例の彼氏さんに連絡しないんですか?」
「…//…っっ…やだ、!///」
後輩「えぇ、?笑」
「だってっ…泣…///」
後輩「え、はぁ、?!笑」
「だってっ…//泣…最近放ったらかしなんだもんっ…泣…、!!!」
後輩「…笑、大変ですね~」
「ばかぁっっ…泣、!////」
「…私ばっかり心配してっ…泣…、!////」
「気にも止めないなら早く別れてっっ…泣、!!…////」
後輩「あなたさん、笑俺送りますから帰りましょ、?」
「…zzz…」
後輩「嘘でしょ?」
「んっ…、、、」
バサッ!!!
「…、」
ここどこ…、え
服…ぇ…下着だけ…嘘…は…
後輩「やっと起きました、?」
「え…、?…嘘…、…」
後輩「やってないですから笑」
「ほんとに、?」
後輩「…、あなたちゃんが俺に脱がせろやら暑いやら笑」
「…申し訳ございませんでした…」
後輩「…俺はいいですけど~…、昨日スマホの通知えぐかったですよ」
「ぇ、?」
後輩「あ、早く服着て家帰ってくださいね笑俺も一応彼女いるんで」
「…ごめんなさい…」
お世話になりすぎた後輩にお礼をしてそそくさと後輩宅を出た
しばらく歩いて…スマホを見ると
LINE100…
「ぇ…。」
それも全部じゅりくんから…
「やば…」
「ただいまぁ…、、」
シ-ン
「…、、」
「はぁっ…」
ため息なのか…深呼吸なのか…少し安心したのか…、色んな感情が混ざりあって…息を吐いたのもつかの間
田中「…、…」
「ぇ…、…ぁ、おはよ、!………、」
ベッドから起きてきたじゅりくんが……、
田中「…」
やばい…怒ってる…どうしよう…
「…き、……、昨日返信出来なくてごめんね、!…その…」
田中「…どこ行ってたの?」
「えっ…と…」
田中「…」
近くによってきて…私の羽織っていたパーカーの匂いを嗅いだ…
田中「誰?こいつ」
「いや、」
田中「…俺仕事で忙しいのに浮気でもしてんの?」
「へ、?…」
田中「それとも何?俺が忙しすぎるから?」
「違うの、!」
田中「…は?」
田中「…昨日どれだけ心配したと思ってんの?」
「っ…ごめんなさい…」
田中「ゴメンなさいで許せるわけねーだろ…」
「っ…」
田中「…もう…いい…」
バンッ…🚪
あんなに怒ったじゅりくん…初めて見た…
え…、…
多分…そのまま仕事に行ったのか…、
今日は…HOTELで夜勤だから…
タイミングがズレればまた…気まずくなる…、
…午後から…じゅりくんの夜ご飯を作って…
冷蔵庫に入れた、
(明日、話す時間をください)
って言う付箋と一緒に、
…誤解も解かないと…
私が辛い…
頭が全然働かないで…
…、もうギリギリで…心配して泣きそうになりながら…
仕事を終えて…
朝の8時半頃に…帰宅…
ガチャッ…
「ただいま…」
リビングのドアを開けようとした時…
ガチャッ…
「ぁ…」
寝室から出てくるじゅりくんが…
「…っ…ただいま…」
田中「…、ん…」
面倒くさそうに頭をかきながら…トイレに入っていった…
冷蔵庫を見れば…
「ぁ…」
全部食べてあって、…
とりあえず…一安心…
ガチャッ
田中「…」
「ぁ…あの…」
田中「1から10まで全部話して」
「…はぃ…」
「えっと…、…、あの日…後輩と飲みに行って…」
田中「男?」
「…男…、」
田中「…はぁっ…それで?」
「…いっぱい飲んじゃって…、そっから…ほとんど記憶なくて…、、」
「気づいたら…その…後輩の家で寝てて…」
田中「…んで、…」
「それで…、…服も来てなかったから…焦って…」
田中「…、」
「で…でも、!!…その子も彼女がいるから…そういうコトはしてなくて…ただ泊めてくれただけなの、!…これは…ほんとで…」
田中「終わり?」
「おわり…です…」
田中「…あのさ、なんで行く前に俺に連絡くれなかったの?」
「いや…」
田中「なに?」
「…忙しいし…話してなかったから…っ…」
「もう…どうでもいいのかもってっ…」
田中「…泣くな…」
「最近…話してなかったから…もう心配もされないだろうしっ…」
「正直っっ…、…3日も4日も話せなかったのがっ…私には耐えきれなかったっ、!…」
「その割にっっ…様子伺えばっ…平然とした顔でっ…、」
あ~…今絶対めんどくさいって思われてる…
「倦怠期なのか知らないけどっ…、泣…じゅりくんが…冷たかった…、…っ」
「辛くて苦しかったのにっ…泣…気づいてくれなくてっ…、泣…」
「っ…じゅりくんだってっ…泣、!…家帰ってきたら知らない香水の匂いするしっっ…泣…」
「もうっ…ほんっとに耐えきれないっ…やだっ…限界っ…」
「…っ…なんでアイドルと付き合ったんだろっ…泣…大変だって分かってたくせにっ…泣…」
田中「…俺の事好きだからでしょ?」
「っ…泣…もうっ…無理っ…」
「じゅりくんとは付き合えないっ…」
田中「…、」
「別れるっ…泣…」
田中「本当は無理なくせに」
「っ…、…じゅりくんっ…酷いもんっ…」
「私が好きって言わないとっ…ほとんど言ってくれないしっ…」
田中「いや笑、…言ってるじゃん」
「っ…ほんとに無理だからぁっ…泣…」
「っ…耐えきれないよっ…泣…」
「じゅりくんと一緒にいたらっ…泣…私が辛いだけじゃんっ…」
「私がっ…苦しむだけだよっ…泣…」
「…だいたいっ…泣、!なんで捨てないのっ…泣…」
「こんな最低な女っ…泣…捨てちゃえばいいのにっ…泣」
田中「ばか…」
ギュッ…
「離してっ…泣、!」
田中「黙れ…うっせぇさっきから」
田中「自分貶すとか…俺が傷つくんですけど」
「っ…泣…」
田中「…確かに…放っておいた俺が悪かった…」
田中「溜め込ませてごめんな、?」
「っ…じゅりぃっ…泣…」
田中「っ…笑、…あなたの本音。最近やっと本性を表したな?笑」
「っ…泣…うっさいっ…」
田中「ふっ笑、」
田中「あ、ねね笑別れるってことでいいの?」
「っ………、やぁだっ…泣…」
田中「え?笑」
「っ…やぁだっ…泣…」
田中「…笑嫌なの?別れたいんでしょ?」
「っ…じゅりくんはっ…別れたいのっ、?」
田中「俺じゃなくて、あなたに聞いてるの」
「っ…じゅりくんのこと…1番好きっ…だからっ…」
田中「だから?」
「っ…これからもっ…一緒にいてっ、?…」
田中「じゃあちゅーして」
「やだっ…」
田中「ふっ笑」
田中「あ、昨日の肉じゃが美味しかった」
「っ…、//今言うタイミングじゃないしっ…」
田中「今日は~、冷やし中華。うん、冷やし中華食べたい」
「やだ…」
田中「も~笑!ヤダしか言えねーのかよ笑」
「…、、」
田中「ベッド行く?」
「行かない…」
田中「なんでよ」
「…、じゅりくんの…話聞きたい…」
田中「え、?」
「なんだかんだ…秘密主義じゃん…、?」
田中「…それはまた言うタイミングが見つかったら」
「いや、今がそれでしょ、?」
田中「よし」
お姫様抱っこ👸♡
「ぇ、?!ちょっちょっ、!」
田中「1回抱かせろ」
「エッチするために付き合ってるんじゃないし…、」
「性処理じゃないから…」
田中「セックスするのが1番の愛し方だと思うけど?チュッ♡」
「…//…」
田中「…ふっ笑」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!