「ゲームと私どっちか選べって言われたらどっち選ぶ?」
田中「なにそれ笑」
「ね~、どっち」
田中「…ゲームじゃない?」
「…、酷、」
田中「だってあなたが選べって言うから笑」
「…そうだけど~…」
田中「ゲームなかったら俺死んでるべ?笑」
「…そうですね…」
田中「拗ねてんじゃん笑」
「べつに、…」
喋ってる間もゲームをしてる樹くん、
スマホとにらめっこすること約2時間、
私はたかがゲームに負けたの、?😭
「ねぇ、どうしたらゲームに勝てる?」
田中「どゆこと?」
「私がゲームに勝つ方法、!」
田中「スキルあげれば?」
「そういう勝つじゃなくて、!…」
「…、」
「どうやったら…ゲームより私の事好きになってくれるの…、、」
田中「あなたのことは好きだよ?」
「好きじゃなかったら困るから、!…」
田中「まぁね笑」
「…、」
ずっとリビングにいろって言ったのは樹くんのくせに…
そんなことしてるくらいなら…自分の部屋にいればいいのに…
仕方なく…自分の部屋に行こうとした、
田中「どこ行くの~」
「…別に~」
田中「だぁめ、ここにいて」
「なんで、?」
田中「いいから」
「…、やだ」
田中「あ、ちょ~、!」
なんなの…、意味わかんない…
🔍彼氏がゲームに夢中で構ってくれない
自分もほかのことをすれば、彼氏も甘えてくる
あ、なに…じゅりくんの真似して何かすればいいのね、???
何しよっかなぁ~って、ベッドで横になる
🐑🐑🐑🐑
ん、…
髪、?
ほっぺ…、、、
「んっ…、、」
え…寝ちゃった…、、
田中「あ、起きた?」
「んぇ、?!…」
田中「おはよ」
「…なんで部屋に…」
田中「もうゲームし終わったから」
「あ…そうなんだ、」
田中「だから構ってあげよ~って思ったけど寝てるし、」
「ごめんね、笑」
「もういいよ、」
田中「?」
「ご飯作らないと」
田中「だめ」
「え、?」
田中「これなに?」
「ふぇ、?」
机の上にある1冊の雑誌
「何って…」
田中「北斗表紙じゃん」
「…まぁ…」
田中「なんで買ったの?」
「樹くん嫉妬してるの?」
田中「別に?」
「…、普通に…かっこよかったから…」
田中「北斗かっこいいの?」
「…、どしたの、?…」
田中「…、ほくとと浮気したらまじで…分かってるよね?」
「え…ちょ、待って、?💦」
田中「…ほくとのどこがいいの?」
田中「俺の方がかっこいいし優しいしモテるし」
「分かってるって、!… 」
「ねぇ…どうしたの、?」
田中「…別に、」
「…じゅりくんって…勝手だよね、笑」
田中「え、?」
「自分はゲームの方が好きって言っておきながら…浮気すんなとか俺の方がかっこいいとか…」
「そんなの分かってるって笑、」
「…、、買うものくらい…自由にさせて欲しい…」
「じゅりくんの発散がゲームなら…私は雑誌とかを買って読むのが発散なの、…」
田中「ごめん、」
「ぁ…、いや…、その…」
田中「本当は…」
ギュゥッ…
田中「本当はあなたのこと縛りたい」
「ふぇ、?!」
田中「束縛したい」
「…ぇ…、?…」
田中「それくらい愛してる」
「…うん…」
田中「確かにゲームは好きだよ」
田中「あなたよりゲームのこと考えてることもあるよ?」
田中「でもさ…、俺だって…ほくとに嫉妬する…」
田中「昨日も電話してた、」
田中「LINEもしてた」
田中「…雑誌まで買ってる」
田中「…、俺辛いよ…」
「…、、」
田中「俺の事だけしか考えられないようにしたい」
「…じゅりくんのことはいつも考えてるよ、?」
田中「…、」
田中「SixTONESの推しは俺でしょ?」
田中「好きな人も俺でしょ?」
田中「…ほくとのどこが好きなの…、?」
「好きとかじゃないよ、?…💦」
田中「ねぇ…やだ…ほんとに…」
田中「あなたは、…俺のじゃん」
「じゅりくんのだって思うならもっと…もっとちゃんと彼氏らしくしなよ…、、」
「お風呂一緒に入ってよ…」
「、一緒にテレビとか見たい、」
「もっと…話したい…、」
「ハグもしたいしキスももっとしたい…」
「手だって…、、、、」
「私はもっと繋いでたい…、、」
「仕事中だって…私はじゅりくんで頭いっぱいなのに…」
田中「…チュッ…」
「っ…//」
田中「ごめんな、?」
「…忙しいもんね…、私だってじゅりくんにわがまま言ってばっかり…」
田中「そんなことないよ、」
田中「だからさ、手繋ご、?」
田中「毎日寝る前にキスしよ?」
田中「風呂も入れる日はなるべく一緒に入る」
田中「だから…俺の事彼氏だって思って、?」
「…うん、」
田中「世界で1番愛してる」
「目の前にじゅりくんの大好きなゲームと、拗ねてる私がいたらどっち選ぶの、?」
田中「…」
「私じゃなかったらほんっとに怒るから」
田中「ならどっちも」
「…、」
「私は、…、じゅりくんのこと優先する、…」
田中「ありがとう」
「だからぁ…、じゅりくんに…私のことだけ好きになって欲しいの…」
田中「あなたのこと大好きだよ、?」
「そうじゃなくて…、、」
「誰かの1番になりたい…、」
田中「…、人間の中であなたは1番だから笑」
「誰かの1番になるのって笑、難しいよね」
田中「そう?」
「元彼もそうだった笑」
「束縛するくせに笑…浮気までしちゃって…」
田中「…もうそんなこと思い出さないでよ…」
チュッ…
チュチュッ…
「…//ん、…//」
田中「俺が思い出させたよね、?…」
チュッ…
田中「ごめんな…」
チュッ
「ん、…//」
田中「愛してるから…、」
田中「心配しないで…、」
チュゥッ…
「じゅり…、、//」
田中「…今日ご飯食べなくていい…、」
「…、優しくして…///」
田中「だいじょぶ、」
田中「俺の1番だってこと分からせるから…」
「うんっ…//」
田中「今日は全部体預けて、?…」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。