「行ってきまぁす、」
田中「行ってらっしゃい」
深夜出勤の私と
テレビに出てる樹くんとのスケジュールはなかなか合わなくて、
今日もまた入れ違い
そろそろ転職かなぁ…、、
「あなた~!!!」
「、?」
田中「忘れ物!!」
「え、!ごめん!!」
「わざわざありがとう、!」
田中「いいのいいの、」
「…じゃあ行ってくるね」
田中「…元気ないじゃん、」
「いや、笑そんなことないよ、?」
田中「…」
チュゥッ…♡
「、?!///」
田中「マスクしてるし、…誰にもバレないし…笑、」
「…///うん、」
田中「仕事頑張れる?」
「うん!」
「明日はゆっくりしようね、」
田中「うん😊」
田中「ほら、頑張って行って来い!」
「うん!!」
樹くんに押されて、
今日も頑張れる…!!
幸せだぁ…、、、
ガチャッ
「ただいまぁ~…、」
色々トラブルがあって…、
7時に帰れるはずが…9時半頃に…
まぁ…さすがに起きてるか、、、
「…」
リビングがもぬけの殻、
「…なんでぇ…笑、、」
寝室へ向かって、
ガチャッ
「樹くん、?」
田中「…(-ω-)zzZ...」
「樹くん、笑ただいまぁ」
田中「ん…あなた…、?」
「うん、」
田中「おかえりぃ…、、、」
「…、今何時か知ってる、?笑」
田中「5時~…、、」
「9時半だよ、!笑」
田中「もうちょっと寝ちゃだめぇ…、?」
「…、いいよ寝てても」
田中「あなたは寝ないの…、、、、、、?」
「洗濯物とか全部終わってから寝るね、」
田中「だめぇ…」
ギュッ
「ちょ、//離して、?笑」
田中「一緒に寝ないのぉ…、?」
「樹くん、!!!」
田中「、?!」
「いい加減起きて、!笑…」
田中「…びっくりした…」
「そろそろ起きれるようになってよぉ…、、、」
田中「いつも自分で起きれないわけじゃないけど…、」
「もうだめ、!今日お布団洗うんで、!!!」
田中「はぁい…、、、」
あなたはあーだこーだー
ってブツブツ言いながら起床
「樹くん、?」
田中「…なに~…」
「…、、、もう少し寝たいの、?」
田中「ううん、もういい」
「…ぇ…ごめんね、?」
田中「ううん」
言いすぎた…、?
まぁ…いっか…、、
結局自分も寝る間がなく、
「はぁ…、」
布団を干しながら…
(´-ω-`)))コックリコックリ
( ゚д゚)ハッ…
「んん…もう…眠…、」
またリビングに行くと、
次はソファーで爆睡中の樹くん、
「ムッ…、」
なんか…腹立つ…、
こっちは仕事してきたのに、、、
「樹くん、!」
田中「…もうなに…、、」
「さっき…起きてって言ったじゃん…、」
田中「せっかく休みだしさぁ…(´-ω-`)))コックリコックリ」
「…ッ…、あぁそう…ッッ…」
ほんっとに腹立つ…、、。
こんな気持ち…はじめてだから…、
なんか泣きそうだし…、
「ッッ…泣…」
田中「…へ…、あなた…」
「ッ…泣、、、、」
田中「なんで泣いてんの…、」
「ッ…泣」
部屋を出ていこうとすると…、、
田中「ねぇ…、」
「離してッッ…泣…、」
田中「なんで泣くの、?」
「別にッッ…」
田中「…話して、?」
「ッッ…」
「私ッ…頑張って仕事してきたのにッッ…」
「樹くんずっと寝たままでッッ…」
「北斗くんにもッッ…ほんとに付き合ってんの?って言われたりしてッッ…」
「本当はッッ…泣…」
「ッ…やっぱりいいッッ…泣」
田中「だめ、!…」
ギュゥゥッ
田中「最後まで話して、」
田中「本当は何、?」
「ッッ…ほんとはッ…」
「もっとッッ…泣甘えたいのッッ…」
「構って欲しいッ…泣…」
田中「…ごめん…」
「ッ…泣んッ…」
これを言ったら…多分めんどくさがられる、
だから…本当は言いたくなかった…、
田中「めんどくさいとか思わないよ?」
「へッッ…、?」
田中「彼女じゃん、」
田中「やっと言いたいこと言ってくれるし、」
田中「甘えてくれるのすっごい嬉しい」
「んッ…泣…樹くん~ッッ…泣、!」
ギュゥゥゥッ♡
田中「はいはい笑、どしたぁ笑」
「んんッッ…泣…」
田中「もう泣かないの、笑」
「んふッ…泣…」
田中「元気だして!」
「うんッッ…泣」
田中「一緒に映画みよっか♡」
田中「ほら、おいで」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。