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第9話

帰路
182
2022/11/19 16:14


あなた『さ、着いたよ』



虎杖「あざした!色々と!」



あなた『ほら、お友達待ってるよ』



虎杖「おっ!釘崎と伏黒じゃん!」
 「じゃあまた今度任務一緒になったら良いですね!」



そう言い残して虎杖少年は友達の元へ駆けて行った


あなた『彼は私に似ていても、私とは違う』


人間ヒトそれぞれ違う道があるように私達にも人生の道というものがある


1人は辛い過去を受け持っていても


また何億の1人は幸せなのだ





それは干渉されるものでもないし、干渉されたくないもの


人の幸せの定義は計り知れない



Aは10を20と感じてBは10を0と思うかもしれない



人はそういうものだ


人が多様なら呪霊も多様だし形も大きさも全て違う







あなた『その多様を私達が祓わないといけない』



七海「お疲れ様ですあなたさん」


あなた『お疲れ様です』


この七海健人は私が唯一気を許して話せる仲だ


そして同僚である



七海「上層部の人間が呼んでいましたよ」


あなた『…報告ありがと』


七海「…ではまた今度。」


"今度"という言葉を七海からあと何回聞けるだろうか


五条「あなた〜!俺も呼ばれたから一緒に行こー」


あなた『連れション女子かよ 他所でやれ』


五条「俺男だけど」


あなた『私からしたら男も女も変わらないけど』


五条「あ!ちょっと〜歩くの早すぎ」


さっきまで5mはあった距離を4歩程度で詰めて来たこいつは


私にやたらと話しかけてくる


今日はいつにも増してしつこい


五条「一応先輩なんだけどぉ」


あなた『あら、そうだったっけ』


五条「ほんと敬うってことがないよねぇ〜」



気づけば扉の前


中からは怒りの何かを感じた



上層部「まずはあなた、入れ」


五条「え〜僕は?」



上層部「外で待っていろ」



五条「…」


あなた『そんな目で見なくてもわかってるっつーの』



五条「バレちゃった」










さて、くっさくて汚いところに入りますか

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