第10話

882
2021/07/07 15:04
そして、夜

昨日のことで、俺はニュースに取り上げられた。

そろそろ、始める時だ。

フードを被る。

マスクをつける。
無名ユウ
無名ユウ
さて、やるか
そして、俺は"ある人"のウェブサイトを見る

パスワードをうつ。

認証完了。

サイトが開く。

サイトには犯罪の「いつ」「どこで」「何が」起こったのかが記載されていた。

1番最新のには横に(未)と書かれている

それを見た瞬間。

俺はその場所へ向かった。

移動には本気だ。

10割。

5kmに3分もかからなかった。
そして、犯罪者だと思われる奴の目の前で着地し、

言い放った
無名ユウ
無名ユウ
お前犯罪者だな。
犯罪者
犯罪者
な、何もんだよお前!?
無名ユウ
無名ユウ
お前○○時に××で、窃盗しただろ?
犯罪者
犯罪者
な、なんでお前が知ってるんだよ!?
犯罪者
犯罪者
ただの一般人だろ!
無名ユウ
無名ユウ
ああ、一般人だ。だからと言って犯罪は見逃せないよな?
犯罪者
犯罪者
(フードとマスクを被っているのと、夜のせいで、顔が全然見えない。こいつは何ものなんだ?)
無名ユウ
無名ユウ
てことで、拘束させて貰うぞ?
その言葉を言った瞬間だった。

犯罪者との距離を一瞬にして詰め、

相手を気絶させるように殴った。

1発KOだった。
無名ユウ
無名ユウ
ふぅ。3割で一般人は楽勝だな。
さーて。交番ってどこだっけ?
別に警備隊でもいい。

だが、俺は無能力者だ。

警備隊に出したら、

俺、無能力者の手柄を、能力者の手柄にされる。

あいつらにはU様が消え、

自分たちじゃ犯罪は全然防げないことを、

実感してもらわないと困る。

無能力者にも、警備隊は劣るということを

世の中に広めるためには、

警察はないから、交番が1番いい。
無名ユウ
無名ユウ
交番の前に置いとけばいいよな?
拘束してるし、大丈夫だろ。
そして、犯罪者の男を交番の前に置き、

俺はまた、犯罪者を捕まえに行った。



そして、警備隊より早く犯罪者を捕まえ、

普段の警備隊よりいい成果を残した。

そんなこんなで、夜はすぐ終わってしまった。

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