そして、夜
昨日のことで、俺はニュースに取り上げられた。
そろそろ、始める時だ。
フードを被る。
マスクをつける。
そして、俺は"ある人"のウェブサイトを見る
パスワードをうつ。
認証完了。
サイトが開く。
サイトには犯罪の「いつ」「どこで」「何が」起こったのかが記載されていた。
1番最新のには横に(未)と書かれている
それを見た瞬間。
俺はその場所へ向かった。
移動には本気だ。
10割。
5kmに3分もかからなかった。
そして、犯罪者だと思われる奴の目の前で着地し、
言い放った
その言葉を言った瞬間だった。
犯罪者との距離を一瞬にして詰め、
相手を気絶させるように殴った。
1発KOだった。
別に警備隊でもいい。
だが、俺は無能力者だ。
警備隊に出したら、
俺、無能力者の手柄を、能力者の手柄にされる。
あいつらにはU様が消え、
自分たちじゃ犯罪は全然防げないことを、
実感してもらわないと困る。
無能力者にも、警備隊は劣るということを
世の中に広めるためには、
警察はないから、交番が1番いい。
そして、犯罪者の男を交番の前に置き、
俺はまた、犯罪者を捕まえに行った。
そして、警備隊より早く犯罪者を捕まえ、
普段の警備隊よりいい成果を残した。
そんなこんなで、夜はすぐ終わってしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。