第29話

十九話
970
2022/12/31 13:30


あなたの下の名前side


カーテンの隙間から差し込む朝日に目を開けた。
ぼや〜っとした頭でしばらく前を見ていたが、段々
目が覚めてきて視界がクリアになる。


あなた
っ…………!?


目の前に映る紫色の髪に目を見開いた。


すぅ…………すぅ……


神代先輩だ
寝てる……?
昨日の記憶をどうにか思い出す
嗚呼そうだ、泣いてたら神代先輩が慰めてくれて……
そしてそのまま、寝落ちたのか
とにかく高校生の男女が一緒に寝ている状況は中々に
やばいと思うので起き上がろうと動き出す
…………が。


あなた
……あれ…


動けない。
よく見てみれば腰に神代先輩の手があって
どうやら抱きしめられたままだったらしい


あなた
………〜〜ッッ!?///


ようやく頭がはっきりとして、自分がどんな状況に
陥っているのかを完全に理解することができた
待って待って、私神代先輩に抱きしめられてる!?
















流川日向
皆様、良いお年を。
流川日向
来年もどうぞよろしくお願い致します。

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