無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第2話

やってしまったのは____



さとみなら信じられる。
もういっそ捕まるなら、そこら辺の人からの通報よりも、さとみに警察から連絡をしてもらって捕まえてもらった方がまだましだから。
(なまえ)
あなた
私が殺したのは、いつも虐めてくる隣の席のあの人。
(なまえ)
あなた
もう、嫌になって。
肩を突き飛ばして。
(なまえ)
あなた
打ちどころが悪かったんだ……
(なまえ)
あなた
もうここにはいられないと思うし、どこか遠いところに行くよ。
(なまえ)
あなた
そんでどっか遠いところで死んでくるよ。
そんな私に君は言った。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
へぇ…それじゃ俺も連れてって。




たった一言二言なのに脳が理解しない。


とうとう私の脳はイカれてきたのだろうか……(((
(なまえ)
あなた
い、っしょに…?
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
そ!
なんて明るい声を出しながら、いつの間にか沢山の準備を始めていた。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
あなたは財布とか持ってる?
持ってるなら財布を持って。
俺は果物ナイフ!ナイフを持って!
この人は本気だ。
人殺しの私と一緒に居てくれる唯一無二の人だった。
ならもういっその事開き直ってしまおう……!
(なまえ)
あなた
…ならさ、携帯ゲームもカバンに詰めて!一緒にやろうよ!
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
そうだな……要らないものは、全部壊していこうぜ!
偽りの笑顔で撮ったあの写真も。





辛かったことを書き綴ったあの日記も。








今となっちゃもうどうでもいい、要らないよ。








人殺しと、こんなことに付き合ってしまうダメな人間の君と私の旅だ。





(なまえ)
あなた
……ねぇ、さとみくん。最後に確認するけど本当にいいの?この場所から出るって……
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
いいのいいの。ほら、行こうぜ〜
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
何も、思い詰めなくていいんだよ。
お前が悪いわけじゃねえからさ。
(なまえ)
あなた
…そうだね、ありがとう。






そうして私とさとみくんは逃げ出した。







狭い狭いこの世界から。





他人はきっと大切であろう家族も、お母さんが病弱で私を産んだ際に代わりに他界してしまった。
それから、お父さんは豹変したらしく愛してくれなかった。




クラスの奴らも、好きなだけいじめをしてきて。満足したら放り捨てておく。


していなかった人もいたけどそれはただの傍観者たちとかで、助けてなんかくれやしなかった。




そんなの先生もだ。先生の目に付くところでは軽いいじめをし、 体育館倉庫などの目に付きにくいところに私を呼び出しては酷いいじめをしてきた。

1部の先生は酷いいじめにも気づいていたはずなのに。



だから今度は逆に。
家族も、クラスの奴らも何もかも捨ててさ……
さとみくんと私。この君と2人で。
遠い遠いどこかで2人仲良く死のうよ。



狭い世界から抜け出した私達は、この世界でたったのふたりぼっちだから。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
…俺さ、この世界に正直価値なんてないと思ってる。
(なまえ)
あなた
え……?
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
親は殺し屋。失踪する前は、俺も殺し屋として育てかけられてたから生憎ナイフの扱いとかには慣れてんの。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
そういう面で考えると、愛されたこと……あったかなって。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
やっぱそう考えると、人殺しなんてそこら中湧いてんだよ。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
だから、あなたは悪くない。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
それに協力してたり応援してる俺も悪くない…なんてなw
(なまえ)
あなた
結局、私達って誰からも愛されてなかったんだねw
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
そんな嫌な共通点持っちまってんだなw
(なまえ)
あなた
でも、そんな酷い共通点もあるからこそ私たちは簡単に信じあってるんじゃないかな?w
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
確かにそうだな……w
おし!頑張るぞ!ほれ、えいえいおーってするから。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
手、重ねて。
(なまえ)
あなた
……うん!
君といると安心できたんだ。
だからか、知らないうちに震えていた指も、脚も、身体も…全部微かな震えさえいつの間にか残っていないんだ。




そうして覚悟を決め、駅に着く。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
……あ、電車賃も払った訳だし……
線路の上でも歩いてみる?w
(なまえ)
あなた
え!?危ないんじゃ……
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
大丈夫大丈夫。すぐに上がれば問題ないから!
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
……もう俺たちは法なんかに縛られずに生きていこう。
(なまえ)
あなた
…うん、じゃあ線路…歩こっか!
なんて言って、私と君は何者にも縛られず、2人。
線路の上をはしゃぎながら歩いた。