狩友です
神山「あなた?」
『ん?』
神山「なんかあった?」
そう昨日昔のことを思い出してしまった
というか夢で出てきたんだけど
『うんちょっとね』
神山「そっか」
『まあちょっと悔しいけど』
神山「??どういうこと?」
『いじめられてた?というか』
神山「!!そうなん?」
『それでジャニーさんに呼ばれてここ入った』
神山「スカウトってことやんな?」
『まあそうなるね』
神山「あなたを虐めるなんてな…」
『美人って言われてたらしくて』
神山「それいつ頃?」
『中学の頃』
神山「中学で美人とか……」
『とか言っといてモテてたんやろ?』
神山「まあ」
『うっざぁ!』
神山「話戻すね
で、嫉妬でってこと?」
『多分』
神山「女子って怖いな」
『うちも初めて怖いって感じたんよ』
神山「せやろな」
『仲の良かった子にも裏切られたからね』
神山「え?」
『1対クラス全員って感じ』
神山「勝ち目あらへんやん」
『うん……』
神山「一番苦しかったやろ?」
『ううん高校のが苦しかった』
神山「!!もっとはよいいや!」
『ごめん……心配かけた無くて』
神山「乗り越えたんやな?」
『自殺しようかと思ったくらい辛かったけど』
神山「頑張ったな」
『昨日思い出しちゃって』
神山「大丈夫やった?」
『ギリギリ?』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。