望と結婚して1ヶ月後。
変わったことは望が大人になったくらい。
前までは[あなた〜]なんて甘えてきたのに
この頃頑張って甘えるのを無くそうとしてる。
ちょっとは成長したんやなって思うんやけど…
私的にはもっと甘えて欲しいって言うか…
ほら。
いつもやったら[あなたとのんびり家で過ごす!]なんて言ってたのに。
望も大人になった。
そう言って家を出た。
望はいつも運転してくれる。
私を助手席に乗せるのが良いらしい。
こんな時こそ[嫌や!俺はあなたが助手席に乗ってるから意味があんの!]って言わへんねや。
なんや。
さっきの夢やったんや。
甘えてくれたと思ったのに。
それから望の買い物したり
私の欲しいものがあったから買ったりした。
そう言って入ったカフェ。
望と向かい合わせで座る。
これで次の日から望は元に戻って甘えたになってくれた。
1個言うならもっと甘えたになった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。