今日は
結婚式。
ウエディングドレスに着替えお父さんの所に行った。
その一言を言ってくれて扉が開いた。
前には望がいた。
やっぱりカッコイイや。
望のメンバーの皆もニコニコしてる。
それに誰やろ。
流星くんに似てる人が2人。
流星くんのお父さんとお母さんかな。
望の横に行けば小さい声でそう言ってくれた。
(結婚式とかあんまり分からないんで望とあなたちゃんの声だけです)
それから結婚式も終わりに近づいた。
マイクを通してみんなに言うお父さん。
私は知ってたけどいざこの場で言われるとびっくりした。
望は私の背中をさすってくれた。
そうお父さんが言えばさっき私がずっとこの場にいるのを疑問に思っている人だった。
この人って流星くんのお母さんじゃないの?
ってことは流星くんと私は兄妹…?
今はまだ信じられへん所もあるけど。
この人がお母さんなんやって。
私にお母さんがいるんやって。
少し嬉しくなった。
流星くんがお兄ちゃんなんや。
そんな実感ないや。
でもいつも相談乗ってくれてる時はお兄ちゃんみたいやって感じはあったな。
そう二人で頭を下げて結婚式は終わった。
この後、お母さんとはいろんな話をした。
ちょっと壁は壊れたかなって。
次は家においでって言われたから行こう。
お母さん、お父さん、流星くん、そして望、それからメンバーのみんなに出会えて良かった。
流星は私のことを呼び捨てで呼ぶようになったこと。
そして私は流星の事を呼び捨てで呼んでる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。