第3話

ようこそアウェンタウンへ
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2020/08/22 10:50 更新
「ここは…どこ?」
そんなことを言いながら当たりを見渡すと一人の男性が歩いてくるのが見えた。
「…貴様誰だ?」
青年のような声が聞こえた。
それは歩いてきた男性の声だった。
「え、えっと…私は雪菜っていいます…ここはどこですか?」
私は少し自己紹介?をしてからその男性にどこか聞いた。すると男性は
「…ここはアウェンタウンという所だ。
俺はアルン・ヒューラーだ。」
アウェンタウン…聞いたことがない所だ…
「アルン・ヒューラーさん…ですね。
えっと…ここのアウェンタウンって……日本…?ですか?」
するとアルンさんは不思議そうな顔をした後にハッとした顔をした。
「…?日本?あー……貴様…日本から来たのか…なるほど…はぁ…」
私にはなぜため息をついたのか分からなかったが…何故か嫌な予感がした。
するとまた奥の方から声が聞こえた
「おーい、アルンー…ここで何して…え?待って?……お前ナンパしてんの?」
そこに現れたのは、銀髪の男性だった。
「は?何言ってんの?俺がナンパ?はっw笑わせるなw」
アルンさんがそんなことを言って居ると、もう一人の男性が私に聞いてきた。
「君なんて名前?珍しい服着てるね。」
私が名前などを言う前にアルンさんが言った。
「こいつ、雪菜って名前らしい。…どうやら…日本から来たらしいぞ。」
もう一人の男性も、ハッとした顔をして居たが、すぐに普通の顔になり、
「あー、日本から来たのね、なるほど。おっけ、えーと、俺の名前はライナー・アルクだよ、よろしくね!」
私はよろしくと言われたので咄嗟に
「よ、よろしくお願いします…」
と返した。
「しかし日本かぁ…どうやって君来たの?ここに」
私もよく分からない…だけど、神社いて…本殿の方から声が聞こえてきたのは覚えていた。
それ以外にも分からないこともあった…それはこの人たちの服装だ…なんか人間の着そうな服ではない…そう、それこそ、死神や悪魔の来ている服そのものだった。私は気になったので聞いた。
「あの、その服装…」
そう言うと二人は顔を見合わせてライナーさんがこう言った。
「ん?あー、この服装…"人間から"したら珍しいよね?」
え?人間からしたら…?どういう意味だろうか
「おい、ライナー…こいつが困惑するからそーゆー言い方はやめろ」
「そうだねぇ、んじゃもっと簡単な言い方をするよ?…この服装は…"死神"や"悪魔"などが着る服なんだよ」
「…え?死神?悪魔?…え、え?」
私は困惑した…しかし、昔冥界の本を読んだ時…服装などが詳しく乗っていたのだが、彼らの着ていた服は、その本とそっくりだったのだ。
「…えーと雪菜…だったけな…お前人間だろ?ここにいたら喰われるぞ」
喰わ…れる?!
「こ、こらこら、アルン…そんな事言わないのびっくりしちゃうでしょ?」
「あ?ホントのことだろ?特にここら辺の奴らは気性が荒ぇんだから…しかも、こんくらいの歳の奴ほうがい美味いって話だし…」
…私は、どうすればいいのだろう…日本じゃない場所に飛ばされ…挙句の果てには喰われるとか言われたし…
「あー、雪菜ちゃん、ごめんね、アルンの事は気にしないで、でも確かにここにいたら危ないかもね…うーん、一緒に行くかい?」
「え?…どこに…ですか?」
「んーとね、なんて言うのかな…家…?かな」
「は?こいつ連れてくの?」
…え?家?どゆこと…?
「でも、ここにいたら危ないのはほんとだし…ほら、人間の死体なんて見たくないからね…しかも冥界の入口の橋なんかに置いてけないよ。」
「ったく…仕方ねぇな…ほら、貴様…付いてこい」
「は、はい…」
わ、私これからどうなるの!?

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