手が震えてる。
治らない…大丈夫だよ、ここは大丈夫ッ
でもやっぱり、怖いんだ。
強くならなきゃだめだ。このままじゃっ。
変わらないと。
焦って、焦って、焦って。
この人たちは大丈夫。
そう思えば思う程、信じなければいけない
でも、もし問題が起きたら?
誰かが助けてくれる?
そんなわけない。自分を助けるのは自分自身だ
何度も裏切られた。そして汚された。
私はずっとあの日からの解放を求めてる。
1番最初にするべきだったよね。
ずっとずっと逃げてたんだ
GW3日目無心でマネの仕事をこなした
凪…。いいタイミングで本当に来てくれるな
ちゃんと私は話し合わなければいけない。
お互いに逃げていたあの日の事を
凪はきっと悟った。
また悲しい顔して笑うんだ
凪は私に背を向けて歩いた
その背中は悲しそうで、今にも泣き出しそうで
でも、進まなきゃね……凪。
今日は1人でホテルへ帰った
ガチャッ
実際どうすれば解放へ繋がるのか、まとまっていない。
ガチャッ
「え?」と私と治は目を合わせて
付き合い始めた?!
いやいや、待て待て待て
お、お風呂……?
な、なぜそんな恥ずかしい事を真顔で……
ちょ!侑くんが凄く混ぜてる混ぜてる……!
いつも真顔なんだけどさ……更に真顔な気がッッ
本当に本当にこの人達何しに来たの……
ん?どこに?
いや、だから何処に
はっ?!肝試しっっ?!
みんな廊下の向こうへ行ってしまった
けど?
はうっ……
え?!
腕を掴まれ強制連行ううううう!!!
▷▶︎▷▶︎NEXT
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。