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第9話

優しい君。



はぁっはぁっ……はぁっ…



夢中で走った…

1人になりたくてっ。


凪…会いたいッ……

わたし
わたし
私の何がいけないのッ……!!!!


ただ生きてるだけ…学校に来て普通に過ごしてるだけ


わざわざ地味になって目立たないようにしてるのにっ…何がいけないのっ


ドンッ



何度も何度も……


ドンッドンッ


拳からは血が…

その場で座り込み
わたし
わたし
生まれてこなきゃ良かったッ……



??「あなたちゃん…?」




その声の方へ顔を上げると…
わたし
わたし
な、なんでッ…







_____________


部活に向かおうと渡り廊下を歩いてると全力で
走っとる彼女がおった。

目で追いかけてるだけでええのに、体が勝手に動いて追いかけていた……。
わたし
わたし
私の何がいけないのッ


そう言って思いっきり拳を体育館の壁にぶつけて

何度も何度も。




もうやめてや…。

手の甲からは血が出ていた

ゆっくり彼女はしゃがみ呟いた
わたし
わたし
生まれてこなきゃ良かったッ…


嫌な顔するやろな。

でも、ほっとけんのよ…

いつの間にか彼女の名前を呼んでいた
わたし
わたし
北さんッ。



______北side終わり


なんでいるの……


北信介
北信介
何があったんや…。


意外。こんな顔も出来るんだな…
わたし
わたし
な、何も無い。
北信介
北信介
泣いとるやん。ほっとけんっ
わたし
わたし
こういう時こそ放っとくものですよ。


いつも通り。そう……いつも通りの私で
北信介
北信介
ごめんなぁ。俺泣いとる女の子ほっとける程大きい器持ってないねん。

なんなのっ。この人頑固過ぎ
わたし
わたし
ッ……なんですか?私の体ですか?
それとも自分の株上げ?
なんでもしてあげるからさぁ、今だけは1人にしてくれないかな。
北信介
北信介
ッ?!


何びっくりした顔してんの?

図星だった感じ?

あーあ、男って単純。本当にむかつく……
北信介
北信介
何言ってんねん
わたし
わたし
は?


北さんは少しずつ私に近付き
北信介
北信介
女の子が何でもするとかゆーたらあかんやろ。何されるんかわからんのやぞ。
わたし
わたし
ッ…
北信介
北信介
震えとるし……。
もっと自分を大切にしぃ。


北さんはゆっくり私の手を掴み、手の甲を眺めた。
北信介
北信介
痛かったやろ……?


私の中で何かが弾けた…。


多分我慢していたそのものだった
わたし
わたし
痛いにッ…決まってるぅ……ッ……


泣きながら答えると

優しく手をひいて、体育館横の階段に座らせ
北信介
北信介
体育館中から救急箱取ってくるからいい子に待っとくんやで。


頭を撫でられ笑顔でそう言った


男の人にこんな優しくされたのいつぶりだろう。



北さん……信頼してもいいのかな…。






______治side



夢原さんを追いかけようと思ったのに
いつの間にか北さん追いかけとった。




宮治
宮治
なんで体育館裏なん?


ゆっくりゆっくり体育館裏を覗くと…


北さんと…………夢……原さん?
宮治
宮治
あれが、夢原さんの本性かいな…


「ちょっと。」

宮治
宮治
?!
雪薗愛佳
雪薗愛佳
覗き見とか悪趣味やで。
宮治
宮治
雪薗さんかぁ……ヒヤッとしたやん…
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなたの顔みたん?
宮治
宮治
見てもうたわ。あんな可愛ええのになんで隠しとるん?
雪薗愛佳
雪薗愛佳
人間関係がめんどいて。そんだけしか聞いてないねん。


人間関係……まぁ確かにめんどいよなぁ。
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あんたあなたの事好きにならんとってな。
宮治
宮治
はぁ?なる訳ないやろ。
女に興味あらへーん
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あと、あなたの事秘密にしといて。
宮治
宮治
んな一々誰かに言わんわ。


北さんに今日の事バレたらシバかれるやろな……







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