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第86話

平凡な道へ





社長「お前やってくれたな!!!」




こっちに近付いてくるや否や、




パチンッッッ




わたし
わたし
ッ…



男の人の平手ってめちゃくちゃ痛い

北信介
北信介
ッ!?
女に手あげるんは違うんとちゃいますか?
凪
あなたッ!!
貴方が〇〇事務所の社長さんですね…



社長「糞ガキ共は引っ込んでろっ!!」




私の腕を掴み、社長は私を車の元へと
連れて行こうとする
わたし
わたし
やめッ!


社長「お前もかっ!!!母親と似て私からすぐ逃げるっ!!」


母親と一緒で?




違うでしょ……。そうさせたのは貴方だよ



社長「お前は一流の女優になれるんだぞ!何がそんなに気に食わないんだ!今回のこの件で皇徳寺から報酬だって倍だぞ?お前の欲しい金は幾らでも入ってくる!」
わたし
わたし
そんなものどうでもッ!
凪
その手離してもらっていいですか


社長「なんだお前。餓鬼はこういうのに口出ししない方が身のためだぞ」
凪
逆ですね。身分を弁えたらどうです?
わたし
わたし
凪っ……


社長「なっ、凪だと?!皇徳寺財閥のッ…」



社長は私の手をパッと離した
凪
社長さん、今回の報酬額であなたを買取らせてもらいます




え……買い取る?


社長「な、何を言っているんだ!買い取るだと?まだガキの分際で金銭面で解決出来るとッ」
凪
出来ますよ?


社長「そんな戯言をッ……」
凪
わたくし、こういう者です。
 


凪は名刺を社長に渡す


社長「皇徳寺凪……。
皇徳寺財閥か…?!会長??!?!」
凪
経済なんていくらでも回せる立場なんですよ
わたし
わたし
な、凪……。どうして…?



私は凪と出会った頃


「私絶対に皇徳寺財閥は継がない」



そう言っていたのに……なんでっ。
凪
今回あなたの父…サインを偽造しましたよね?

社長「だっ!だから何だ!!子供は黙って大人の言う通りにすればいい!!」
北信介
北信介
自分、あなたの事お人形さん思うてるやろ。


北さんが口を開く、その目は明らかに怒っていて
北信介
北信介
あなた、返してもらうで。



社長の傍に居た私をそっと後ろから抱き締めてくれた


社長「おっ…お前らっっ……」


社長もうきっと為す術がないのだろう…。



ただただ悔しそうに、悲しそうに


わたし
わたし
社長、短い間でしたがありがとうございました。




社長にだって、何かしらあった。



社長「あなた、お前に一般人としての道は似合わない。」





もちろん私だって気付いてる。


自分のヴィジュアルは1番自分が分かっていて
何度も何度自分の顔で苦しんだか。

傷を負ってきたか。





ただただ社長の背中を眺めて、今後私はどうしたらいいのか



ぐちゃぐちゃなまま。





北さんとの恋はきっともう冷めていて


ドキッとする心より複雑な気持ちでいっぱいだった






凪
あなた、おかえり。ごめんね、もっと早く気付いていれば。



そうだね。私自身が気付くべき事だった。




こんだけ有名人になってしまったんだもん。


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