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第56話

失うものは要らない



それからの生活は


体育祭が近づいてるにも関わらず静かで寂しくて




まるで今まで事が夢みたいで。


宮治
宮治
なぁ!あなた〜、来週体育祭やなあ!
焼肉の為に頑張んでええ!!




私は咄嗟に避ける為トイレへ。



独り言かの様に。
わたし
わたし
ごめん。


それだけを伝えて



____________愛佳side


あなたの様子が最近おかしい。


妙にバレー部との距離を置いとる気がする
雪薗愛佳
雪薗愛佳
治、あなたになんかしたやろ
宮治
宮治
は?!してへんわ!!!
角名倫太郎
角名倫太郎
治はなんもしてないと思う。
俺もあなたに話し掛けたら無視されるし


じゃー、なんでなん。


私にも最近素っ気ない……とゆーか笑わない。




作り笑いを必死でしとる感じ
雪薗愛佳
雪薗愛佳
こん前の日曜終わった次の日からおかしいねん。なんてゆーか、前のあなたみたいな…違うもっと酷なってるわ。
宮治
宮治
なんかあったんかもしれんな。
角名倫太郎
角名倫太郎
あなた本人に聞くのが1番じゃない?





私達はあなた本人から聞くことにした。



__________________





放課後。あれから何日目の放課後か分からない
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなた、ちょ話ええ?



愛佳、治、倫太郎。3人に止められた。



教室にはもう誰もいない
宮治
宮治
最近俺らの事避けてへん?



話したら、バラされる。


脳裏でずっとそれがグルグルと回る
わたし
わたし
・・・。
角名倫太郎
角名倫太郎
最近体育館にも顔出さないじゃん。




北さんにも会えてない。
いや、会わないように避けている。


会ったら北さん!って何も無かった様に話しかけてしまうから。


雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなた……、なんかあるんやったら話してくれん…?あなたの力になりたいねん…


愛佳か口を開く。



その時を待ってた……
わたし
わたし
ごめんね。私が言えるのはこの一言だけ


愛佳に問いかけられたから愛佳と話してる事になる。
わたし
わたし
それじゃ、帰る。



ドアに手をかけた瞬間。



宮治
宮治
待ちぃやっ!


グッと腕を引かれた
わたし
わたし
おさっ……


名前を呼びそうになる口を閉じる
宮治
宮治
なんで避けんのや!!好きな奴に避けられるんがいっちゃん辛いねんっ!!
わたし
わたし
ッ……



今その気持ちを聞きたくなかった…。






『2年生の教室騒がしない?』


『ほんまやな〜』



誰か聞いているか分からない。


咄嗟に治の手を振りほどいて
わたし
わたし
独り言だから……。もうこれ以上関わらないで。好きになられても迷惑。私は誰も好きになんてならないから。それじゃ。あと愛佳、そろそろ私じゃなくて他の子と仲良くしなよ





悲しい顔をしてる。


でも、ダメだ。教室から出ていくと



ドンッ
わたし
わたし
ッッ……


鼻を思い切りうった

上を見上げると、侑。
宮侑
宮侑
ほんまなん。今の。


やめてよ。その目
宮侑
宮侑
なぁ、今のほんまなん?お前サムの気持ちどうすんねん!迷惑?今まで仲良うしてきたやんけ!!!


思いっきり私の肩を掴み、揺らす
わたし
わたし
迷惑なのっ!そういうのもッ!



話してしまった。

会話をしてしまった。


わたし
わたし
バレー部とは関わらない。ろくな目に合わないんだよっ!!お前らと居ると!!!




正直今までで1番デカい声。


他のクラスの声が聞こえる


「やばない?」

「治くん振られたん…?」

「あんな言い方ないやろ。」

「性格ブスって言う噂ほんまやな」



私への肩書きがどんどん追加される。


雪薗愛佳
雪薗愛佳
嘘……やんなッ……?


愛佳は震えた声で私に問いかける。


雪薗愛佳
雪薗愛佳
今までッ、全部迷惑やったん……?



あーあ、立場逆転か。


わたし
わたし
ごめんね。愛佳



つくづく思うよ。お母さんに似て私演技上手だと。



侑の腕をパシッと払い背中を向けて、教室から出ていく
雪薗愛佳
雪薗愛佳
嘘やんッッ!!!あなたッッ……!!
宮治
宮治
ッ……最悪最低な女やッ



そんな声が後ろから聞こえる。

これでいい。これで良かった
宮侑
宮侑
俺らの方から願い下げや!クソ女ッッ!!




そして侑の声が廊下に響き渡った。







ニヤッと不敵な笑みを浮かべる女が目の前に
佐倉琴葉
佐倉琴葉
喋ってたのは関心せんけど。
あなたちゃん流石やなぁ!!これであんた嫌われ者やんっ!!アッハッハハッ



高笑いをしながら、横を過ぎていった。








別に もう。どうでも いいよ。






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