第30話
ほんま冗談通じんなぁ!
治と部屋に戻り、一旦私はベッドに寝そべる
あ〜、本当に苦しッ
どう突っ込み入れればいいのよあほか
ドサッ
目の前に治
治の顔こんな間近で見たの初めてかも。
にしても目綺麗だな。宝石みたい
跨っていた治はベッドから降りて
そっぽを向いた治の顔は少し赤かく見えた
はぁ……今日は2日目だったからかドッと疲れが…
少し寝よ……
「」
「」
なんか…言ってる?
「」
ポタッ
バッと起き上がったら
ゴツンッ
思い切り治の頭にぶつかった…
まじで痛い…
口の中が鉄の味……
あんたも頭痛いんじゃないんかいっ
子供じゃないのにな…
頑固の中の頑固!
がんこちゃんになるよ!!!
…。
もう疲れるわ……
治から離れ、キャリーバッグに手をかけ洋服を取る
あ。その通りじゃん
Tシャツをバッと脱ぐ
治の方を向くとそっぽ向いていた
ゆっくりとこっちを見る
ベランダへ。
星空を見ながらお湯へ浸かる。
⋆͛*͛*✭
⋆͛*͛*✭
⋆͛*͛*✭
窓越しで声が返ってくる
そしてまた空を見上げる
⋆͛*͛*✭
「」
あれ?この声
隣から声が聞こえる
ベランダのドア開けカーテンは閉めたまま
お互い話す
⋆͛*͛*✭
カーテンをシャッと開けて
治はあたふたしながらも空を見上げ。
東京の街中でここまで流れ星が綺麗に見える事はない。
まるで、お母さんが見せてくれてるみたい
_____________北side
「治来てってば!!」
あなたの声。
治に相当見せたいんやな。
「お風呂入っとるんやろ!!」
なんて聞こえてきて……
焦りが一気に迫ってきた。
あの二人……いつの間にか
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