第39話
明るい世界へ
暗い暗い道をどのくらい歩いんだろう。
でも、微かに明るい光が見えるッ
ヒカリへ向かって何故か走り出した。
「あなた、本当に大きくなったわね。あなたなら大丈夫」
あぁ……そっか…ずっと見守ってくれてたんだね…
目を覚ましたら真っ白い……ヒカリ…
そして凪の声
そしてポロポロと涙を流すんだ。
ごめんねって言われると思ってた…
私の方こそありがとうなのに。
凪は泣いていたけれど、前みたいな悲しい顔では無かった。
何かから解放されたみたいな……
いや、私もだな、止まっていたあの日の解放
凪はナースコールを押し、私は2週間安静にして居れば退院出来るらしい
病室の外から凪の声……
北さん……?
ズキンッ
そういえば、私……北さんの連絡先知らない…
ガラガラ
はぁ…嫉妬してる私が馬鹿みたい。
すっ、す、、好きって言った?!
凪にそう伝えると、凪はベッドに腰をかける。
凪らしい言葉が帰ってきて、凪は最高の笑顔で
そう言った。
〜〜♪
lineの通知がなる
凪はニヤニヤしながら私を見る
lineなのにドキドキしちゃった……
そんな事を話しながら昔みたいに笑い合った
在り来りな言葉だけど、本当にその通りだと思った
辛い事、死にたい事沢山ある。
でも、それが何十年も続く訳ないんだ。
きっと今だけ、きっとこれから幸せになれる。
支えてくれる誰かがいるよ。
じゃなきゃとっくに人間は滅んでいる。
ね?大丈夫だよ。ゆっくり私自身を受け入れて行こ。
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