ガンガン日を浴びてダウン中…
制服のボタンを胸元限界まで開ける
暑さの限界で自販機に向かう
飲み物で迷っていると
モブ「おっ?おおお!!あなたちゃんや!」
全く知らない人。
靴の色からして、3年か
モブ「飲み物買いに来たん?」
モブ「ほんま可愛ええよなぁ!」
そう言って私の髪の毛に触れる
ニヤニヤした顔で
モブ「それにしてもあなたちゃん大胆やな!」
私の胸元を見ながら言う
モブ「え?ほんまは見て欲しいんちゃうの?w」
ニヤニヤが止まらない男だな。気持ち悪
飲み物をさっさと買って離れようとする
モブ「待ってや」
腕をグッと掴まれた
モブ「ちょっと暑ない?あっちにいい所あんねん」
お決まりの言葉ですね。分かる分かる
良く前の学校で言われてたわ
「何してんねん。」
パッと振り向くと
モブ「き、北かいな、驚かさんといて〜!」
モブ「な〜に怒ってんねん?少し話してるだけやで?」
モブ「な、なんやねん。萎えた萎えた〜」
そう言って私の腕をバッと放して離れて行った
あたた…と言いながら手首をさする
北さんは変わらず真顔
頭を下げる
何をそんなに慌ててるのか…
あれボタン2つしか開けてなかったのに
3つまで開いてた
急いでボタンを閉める
北さんは真顔……いやこのタイミングでそんな
ジーーーッと見ないでくれええッッ
ため息つかれたんだけど…?!
ガチトーンの北さんは久しぶり…
人差し指で、私の胸元の上をツンっとつつく
サラッとドキドキする言葉言えるの北さんぐらい
そして北さんは校舎の中へ
私もペットボトルを片手に教室へ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!