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第90話

ケリ。



マネージャーの後ろを着いていくと駐車場。



そして、私のキャリーバッグがあった


わたし
わたし
な、なんで?
マネージャー
マネージャー
私は元々君のお母さんの事務所で働いていたんだ…。
わたし
わたし
え?
マネージャー
マネージャー
きっと君は母親に似て、我が道を進む子だと思っていたんだよ。案の定これだもんな〜




うん。その通りだね。

わたし
わたし
なんで私の荷物。
マネージャー
マネージャー
夢原あなた。君は今日から自由だ。
わたし
わたし
ッ!
マネージャー
マネージャー
そして母親を守れなくて本当にッ本当にすまなかった!!
わたし
わたし
あれは、事故だよ。
マネージャー
マネージャー
えっ?
わたし
わたし
確かにうちの事務所とお母さんの事務所はその時合同でやってたとは聞いてます。けど、点検不足は仕方ないかと。誰かが悪い訳じゃない。


そう。きっと特定する程の物でもないのだ。
わたし
わたし
事故でも病気でも何だっていいッ
わたし
わたし
母親の生きた証はちゃんと私の中にありますっ。この顔、性格を受け継ぎました。だから私は今ここに居ますっ
わたし
わたし
普通の暮らしが出来なくても有名人になったとしても私は私のままで生きていきたい。
マネージャー
マネージャー
ッ……そうかっ。今のセリフ…
録音しておけばよかったな
わたし
わたし
え?
マネージャー
マネージャー
社長はきっと悔いてるからさ。
わたし
わたし
お母さんの事好きだったんですよね。
腹いせでとかじゃ無かったんですもんね…
マネージャー
マネージャー
あぁ……。でも今回の事は……
わたし
わたし
私、誰にも言いません。凪も知っちゃってるけど、けどっ、母を愛してくれた人たちを貶めるような事したくない。本を出して欲しいとお父さんに言われましたが、私の今後の保証してくれませんか?
マネージャー
マネージャー
なっ、本当にそれでいいのかっ!


少し戸惑いながら私を問い詰めた
わたし
わたし
はい。今後私は一般人として過ごしたい
普通にみんなと楽しく暮らしたい。
恋愛も勉強も人並みにしたい。
だから、私と契約して下さい
マネージャー
マネージャー
け、契約?
わたし
わたし
はい。今後報道やテレビ、雑誌へのインタビュー等受け付けません。手を回さないようにしてほしい。
マネージャー
マネージャー
そ、それなら容易い事だぞ?本当にそれだけでいいのか?




それだけって、それだけが私にとって大きい大事な事
わたし
わたし
はいっ!!!それだけでお願いしますっ!



ニコッと笑う
マネージャー
マネージャー
お前の人生はきっと素敵なものになる。
一般人には予想出来ない程にな。



話していると



「わあぁああぁあああぁああぁあぁあ!!!」




凄い盛り上がりの歓声。




どちらかが勝って、どちらかが負けた。
わたし
わたし
マネージャー。今までありがとうございました。
マネージャー
マネージャー
あぁ…。こちらこそ。



「さよなら」と告げ、体育館へ行く。





凪
あなたッ…




目の前に見えた物は…



烏野の勝利と










稲荷崎の敗北だった。




わたし
わたし
北さんっ…!!



私は走った。



北さん今どんな顔してるの…

今どんな気持ちでッ…







わたし
わたし
北さッ…



北さんと…愛佳が…






抱き合っていた。



雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなたッ…これは違うっ…!


なんの訂正なんだろうッ…
わたし
わたし
ご、ごめんっ!邪魔しちゃった!
北信介
北信介
あなた…違うんや…!



そっかそっか。もう2人は結ばれてたんだ


わたし
わたし
気にしなくていいよっ!
ごめんねっ!!




走って走って走って……



息が詰まりそうッ



好きだと確信してどれだけ経ったの…

恋愛ってこんなキツいのか



私はみんなの好意を嘲笑ってたんだ。


ドンッ
わたし
わたし
ッ……ご、ごめんなさっッ…
ってあんた…


「またお前か。そしてまた泣いてんだな」
わたし
わたし
泣いてないわっ!!てか、名前聞くの忘れてた教えて


「え、今この状況で聞くか?普通」
わたし
わたし
もう会えないだろうしさ、聞いときたい
佐久早聖臣
佐久早聖臣
佐久早
わたし
わたし
佐久早?



無愛想だな、まじで……


泣いてる女子が目の前に居るのにさ

本当にムカつく
佐久早聖臣
佐久早聖臣
ほら、やっぱりいるだろこれ



渡されたのはハンカチ。
わたし
わたし
……流石にいるっ。
佐久早聖臣
佐久早聖臣
なんでそんな泣いてんの
わたし
わたし
失恋したからだわ!聞いてくんなっ
佐久早聖臣
佐久早聖臣
へ〜失恋とかするんだ
わたし
わたし
うるさっ!うざっ!


ハンカチで涙を拭き取って、返したら
佐久早聖臣
佐久早聖臣
いや、要らないし
わたし
わたし
いや、なんでそんなウザイの
佐久早聖臣
佐久早聖臣
中々毒舌なんだな
わたし
わたし
まあ。ね。


『あなたっ!』
わたし
わたし
き、北さん…
佐久早聖臣
佐久早聖臣
稲荷崎の……お前の好きな奴?
わたし
わたし
黙っててよ……
北信介
北信介
あれは誤解やで…。
話聞いてくれんか……?
わたし
わたし
私には関係ないよ!
北信介
北信介
愛佳は銀島がっ
わたし
わたし
抱き合ってる所みたら……誤解も何もないでしょ。
北信介
北信介
せやから、誤解やて。
佐久早聖臣
佐久早聖臣
はぁ……




佐久早は何故か、ギュッと抱き締めてきた
北信介
北信介
なんしてん。


北さんはキッと佐久早を睨む
佐久早聖臣
佐久早聖臣
どうです?
わたし
わたし
ちょ、あんた潔癖なんだからやめなよ
北信介
北信介
離せや


ギュウウッ
わたし
わたし
ちょ、苦しいんだけどっ
佐久早聖臣
佐久早聖臣
好きな子が他の男に抱き締められたらどう思う?




へ?


北信介
北信介
そんなん嫌に決まっとッ……
北信介
北信介
そう言うことかいな
佐久早聖臣
佐久早聖臣
はいはい。それじゃ失礼します



え?ちょ、佐久早……
わたし
わたし
何お前っ!てか、ハンカチ!
佐久早聖臣
佐久早聖臣
貰っていいって言った。



それだけ言って歩いて行ってしまった



北信介
北信介
あなた、話聞いて欲しいねん…。



勿論、精神的に今ちゃんと聞ける自信ないけど……
わたし
わたし
はい。
 

とりあえず聞く。



嫌な話だったら走って逃げる。

もうこれしかない。佐久早のせいでな。





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