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第62話

迷い、後悔、願い、嘆き。



この景色どっかで見た。



あ、でもこの前とは真逆の真っ白い世界。





今までの幸せな思い出が流れている



それを全て私は自分自身で壊したんだと再確認した


「どうしてここにいるの。」


あ、この声は……あれ誰だっけ…思い出せない



「だめよ。帰りなさい」


帰り方がわからない。


どうしてここにいるのかも。



「本当に困った子ね」



姿がうっすら見えるけれど、顔は見えない



貴方は誰…

「来なさい。ここにいてはダメよ。」

そう言って優しそうな女性は私の手を引いた

「貴方は責められるべき人間では無い
責められるべき人間は他にいる」



責められるべき人間?

何を言ってるの…?
私って誰だったっけ。



「大丈夫よ。あなたの事をちゃんと分かってくれる子はいるはず。」


あなた……って誰……


「お母さんはちゃんとあなたの事を見ていますよ」





女性が私の背中を押した途端渦に飲まれたような…





「もうここへ来てはダメよ。私の可愛い大事な子…」



心がスーーっと晴れる…そんな感覚に陥った。







_________________治side



放課後何やらツムの様子がよそよそしい。


愛佳の顔を伺っとる感じ。
宮侑
宮侑
あ、あんな〜、話しあんねんけど


愛佳と2人並んで会話しとる。


愛佳は「なんでもっと早く言ってくれんねん!」


なんか凄く怒った様子やった。
気になって話しかける
宮治
宮治
なんかあったんか?


愛佳は酷く悲しい顔。そしてツムの顔は罪悪感その物
宮治
宮治
どうしたん…
宮侑
宮侑
保健室行ってみぃ。まだ居ると思う



何の話や
雪薗愛佳
雪薗愛佳
行ってくるわ。


愛佳が走り去ったあと。

ツムはその場でしゃがみ込んだ。
宮治
宮治
どないしてん。
宮侑
宮侑
なぁ。サム、あなたは予想以上に抱え込んどるタイプかもしれん。
宮治
宮治
は?


ツムからは想像出来ない言葉が返ってきた
宮侑
宮侑
それを一緒なって抱えたるんが友達としての役目よな…。どないしたらええの…… 



ツムはあなたの "何か" を知ったらしい。








___________________愛佳side




侑からあなたが倒れた事を聞かされた



走った、走った……






北信介
北信介
こら、愛佳ちゃん廊下は走ったあかんよ

あなたが大好きな大好きな彼。


北さんがもっとあなたの事見てくれたら…






違う私もやんか。人に言える立場じゃないやん


雪薗愛佳
雪薗愛佳
北さん、ちょっと保健室まで付きおうてください。
北信介
北信介
え?


私らには知る権利がある。

あなたの過去に片足突っ込んどる状態。


もっと本当は支えたらなあかんかったのに。



ガラガラッ



「あら〜?どないしたん?」
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなた、夢原あなたおりますか?


「丁度今親御さんに連絡した所だったんよ」
北信介
北信介
あなた…?

「まだ薬が効いてるみたいで…」


私はあなたが眠ってるであろうベッドへ。


あなたは穏やかに眠っとる。
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなた……はよ目ぇ覚ましてや。




夢の中の方が居心地いいの分かっとるけど…

帰ってきて欲しいねん。お願いや……








___________________北side




何やらすんごい勢いで走っとる女の子が目の前におる。


注意したら「保健室まで付きおうてください。」
言われて着いて行ったのはええ。




雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなた。夢原あなたおりますか?


なんであなたが保健室に?

「丁度親御さんに連絡した所だったんよ」



そう先生は言う。

北信介
北信介
あなた…?



そして薬の話もしとった。

なんの話や。


そう思っとったら愛佳ちゃんはベッドの方へ
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなた……はよ目ぇ覚ましてや。


そんな事を言うてる。




そのベッドへ向かうと、顔色は青ざめていて
でもどこかしら穏やかな表情のあなたが眠っとる
北信介
北信介
先生。あなたはいつから眠っとるんです?


案外まだ冷静やった。

「お昼頃宮くんが抱えて連れて来たんよ」


昼…確かに俺はあなたと会話を。



その時のあなたは様子がおかしかった


そしてあなたの顔を見て思い出したんが…






わたし
わたし
私、北さんが好きです。


あの時あなたから言われた言葉。


信じとるってあの時は伝えた。
けど、ほんまは治や侑とどんどん仲良うなってく
姿を見て不安で不安で仕方なかった。


いつの間にかあなたから目を逸らしとったんやな


今日もっとちゃんと話しとったらあなたを助けられたはずやのに。










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