無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第60話

精神安定剤


1週間ぶりの学校。



綺麗だった私の部屋には昔飲んでいた精神病院で
貰っていた薬が転がっている。


ご飯を食べては吐いて、飲み物を飲んでは吐いてを
繰り返していた

太ももにはいつ付けたかも分からない深い切り傷

わたし
わたし
よし、行こ。


絶対に異変はバレたくない。

傷ついてるのは私じゃなくて皆だ。



眠剤はまだ体内に残っているのかフワフワする




脳をちゃんと起こし、水だけ飲み家を出た




ガラガラッ


教室に入り、この前と変わらない日常


でも、愛佳だけは違った
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あなたッ
わたし
わたし
ま、まぁなか?

あっ、やばい、呂律が…
雪薗愛佳
雪薗愛佳
1週間学校来んくて心配やった…
凪ちゃんから話聞いてもうた。


悲しい顔しないでよ。私が悪いのに


「凪ちゃんって誰やねん」

「インスタでたった1人だけフォローされとる子やない?」

「なぎなぎって名前の子か……」

「それにしても、なんかやつれてない…?」

「なんか可哀想なってきた。」


そんな声がチラホラ
わたし
わたし
凪から聞いちゃったんだね。でも知らないフリして欲しい。
雪薗愛佳
雪薗愛佳
なんでなん?!


大きい声は私の頭痛に響いた
わたし
わたし
頭……痛いから大きい声出さないで…
雪薗愛佳
雪薗愛佳
あの女が悪いやんか……
わたし
わたし
そう……だよね、わかってる。
でも、もうちょっとだから…


呂律がおかしくならないようにゆっくり話した







ドンッ
わたし
わたし
ッ……


視界はグワンッと大きく揺れた
宮治
宮治
邪魔や。
わたし
わたし
ご、ごめん。


スカートが軽くめくれて、傷が顔を出した。


バッと隠す……


雪薗愛佳
雪薗愛佳
治、もうやめて。
わたし
わたし
愛佳、いいんだよ。気にしないで



愛佳だけ居れば今はいい……


私の精神安定剤なのかもしれない。






_______________倫太郎side



あなたが倒れた瞬間、見てしまった。


太もも辺りの無数にあった深い傷を。
宮治
宮治
あいつ来んくなったと思ったら来よってほんま目障りやわ。
角名倫太郎
角名倫太郎
治。そろそろあなた壊れるよ。


いや、もう壊れてしまっているかもしれない。
宮治
宮治
あんな奴壊れればええねん。


好きな子に本心で本当に思ってる?

本当は治だって、侑だって辛いんじゃないの。
角名倫太郎
角名倫太郎
でも、今日のあなたおかしくない?
宮治
宮治
なんやねん。お前あなた好きなんか


食い気味で聞いてくる感じがまだ好きと物語ってる
角名倫太郎
角名倫太郎
うん。まだ好きなのかもしれない。
宮治
宮治
ッ……そ。俺は嫌いやけどな


嘘ついてもバレバレだよ。

一瞬不機嫌になった顔をしていた。





___________________________



愛佳とはちゃんと話して一緒に行動をしないと決めた



私のトラウマはきっと友達が傷付くこと。
そして友達の泣き顔だ。



そんな姿見たくないと言ったら分かったよ
と優しく受け止めてくれた。






お昼休憩、体育館横に座っていると

「あなた」








いつぶりだろう……
わたし
わたし
北さん。

会いたくはなかった…。


あの女に情報を与えた貴方に……

愛佳が精神安定剤なら
北さんは精神を狂わす存在。





▷▶︎▷▶︎NEXT