愛佳と教室へ戻ると
「見たいみたい!!!」
そんな声が聞こえてくる
ガラガラ
シーーーーンっと静まり返り女子達がこちらへ来る
女子「なぁなぁ!顔見せてー!」
女子「愛佳には関係ないやーん!」
バッと私の腕を引っ張られ
愛佳が女子の腕を払う
女子「愛佳、地味子の顔見た事あるんやろ?」
男子「見た事あるんや〜!」
女子「愛佳だけずるいやん。クラスメイトなんやし、顔ぐらい見せてや〜」
そう言って、愛佳を女子達が抑える…
男子「後は地味子だけやで〜。」
女子「観念しっ!!!」
バッと腕を捕まれた
手は出しちゃダメ…だめだよ…
相手は女の子っ手出せない。
女子「ちょっ、地味子無駄に力強いんやけど!」
女子「男子も手伝ってやっ!!」
男子「任しときっ」
男子の力が加わって、後ろに倒れたっ
が、顔を下に向け見えないように抗った
女子「顔こっち向けろや!!ちょ、男子顔抑えて!」
男子「地味子さーん。ちょっと見せてくれるだけでええねん。」
そう言って、顔に手が伸びるッ
______脳裏にレイプされた日……
先輩「凪ちゃんそんな騒ぐと犯すぞ。」
先輩「本っ当にお前いい女だよな…」
私の顔に手が伸びてきて
犯された。汚れた。
凪はずっと下を向いて泣いていた…。
私にそんな価値ないのにな……
______
やばいっ…怖いっ……
角名くんの声が聞こえる…
それと同時に抑えてた皆の手が緩くなる。
バッと走り出し
_______角名side
女子「あっ、逃さへんっ!」
女子「あ、あんたは顔見とるからええやんっ」
女子「そ、それは……」
男子「角名もしかして地味子の事好きなんか〜?w」
すぐこうやって茶化してくる。
馬鹿なのかな。
男子「え"っ、そうなんっ?!」
治の方を見てみると、なんかマズッたなって
顔をしていた
明らかに夢原さんの身体が震えていて、心配になった。
ふと不思議に思った。
雪薗さんは少し黙って
雪薗さんは教室を出て行きザワザワしているクラスメイトの声だけが教室に響いていた
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!